| ←534鞍目 | 535鞍目・内方を使わない (2008.10.11 あきる野・日の出乗馬倶楽部) |
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今日の2鞍目は、17時から小さい馬場が空いたので、そこでちょこっと乗ることにしました。 半自馬グレイトを馬装し、馬場が空くのを待って騎乗します。昼に乗っているせいか、常歩から前に出しやすい感じがする。試合の翌日はあんなに固かったくせにねぇ。 常歩で横運動っぽいことをしながら動かしていると、N子先生が「そのあと、そこの馬場で大介(先生の自馬)やっていい?」と言いにきました。ついでに「しっかり歩かせなさいよ」と言われたので、「でも思ってたよりは固くないです」とかなんとか答えると、驚くことに「少し乗ってやっか?」と返ってきました。 ふだん「自分でなんとかしろ」派の先生が、自分から乗ってくれると言うのは珍しいので、「お願いできますか?」と飛びつきました。 N子先生が「じゃあちょっと待ってな、トイレ行ってくる」と消えたので、その間に自分なりにやってみようと思い、速歩に移行。あれ? ずいぶん調子いいぞ。ハミをきちんと受けているし、わたしの弱い推しにしては、ちゃんと馬が前に出る。 トイレから戻ってきた先生に「けっこう動きいいみたいです」と言うと、先生も「もうちょいだな。どうする?」と言うので、少し考えたのですが、「ちょっと自分でどうにかしてみたいです」と返事。先生に乗ってもらって馬を柔らかくしてもらえば楽ができるに決まってるけど、どうせ試合に行けば全部ひとりでやらなきゃならないんだから。 それで速歩を続けていると、先生は馬場の外から少し指導してくれることにしたみたいです。でも絶対馬場の内側に立ってくれないのは、ギリギリの駆け引きのようなレッスンをしていると、グレイトはなぜかN子先生に向かってお尻を向けるか立ち上がって威嚇しようとするか、どっちかなので危険だから(笑)。 「内方なんか使うんじゃないよ。隅角で誘導なんかするんじゃない、外方だけきちんと持っとけ」とあらためて言われてみると、隅角でわずかに内方手綱をすくっているかも、自分。グレイトはほっといても自分から隅角に踏み込むような馬(ただし、蹄跡から真直性と前進気勢を維持していることが条件だけど)なので、手綱なんかで操作する必要はないのでしょうが、無意識にやっちゃってる。 「じゃあさ、駈歩やってみ」と言われるままに駈歩を出し、ある程度前に出せたところで、「内方脚だけ、馬から離してみ。難しかったらサドルホルダー持ってもいいから」と言われました。内方脚を浮かせてみると、先生が「もっと横に出すの」というので、そりゃ鐙はいたままでは無理だと思って脱ぎました。早い話、内方だけもも上げしている状態です。 「内方座骨使うなよ、そのまま駈歩」もう少しバランスを崩すかと思ったのですが、意外とできるもんだ。サドルホルダーも邪魔になってきたので離し、駈歩を続けます。 グレイトは脚が浮くと動かない馬だと思っていたけど、内方脚なんかなくても動くんだなぁ。先生がそこにいるからかもしれないけど、まあ調馬索みたいによく走るわ。でもラチ外から指導してくれた先生いわく、「ラチの外にいるのに、ぐーちゃんはスキあらば蹴ってやろうって目でチラチラわたしのこと見てたんだよ」だそうで…。ママはアンタが気が弱いのか強いのか、よくわかんなくなってきたよ。その気の強さが試合で出せればねぇ。 駈歩のまま鐙をはいて、「つま先を内に入れながら停止」と先生に言われたとおりにやると、ぐーちゃんはピシッと四肢をそろえて停止し、ふーっとバランスバックします。ハミを受けて項がおきてきた、(今のわたしのレベルでは)理想的な停止。 あまりの反応の良さにちょっと感動して、「あたしの馬はいい馬だ!」と先生に言うと、「そりゃそうだよ。あとは乗る人の問題」って、そりゃそうですよ(笑)。ヘタっぴなわたしの馬になったのがぐーちゃんの運の尽きだけど、それはぐーちゃんが選んだ道だもんねーだ。 でもぐーちゃんはなんだか楽しそうです。 |
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![]() ↑日の出乗馬倶楽部の見取り図 (緑字:貸与馬、青字:自馬) |
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