←試合 | 653鞍目・治療=乗ること (2009.10.17 あきる野・日の出乗馬倶楽部) |
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先週の試合後、半自馬グレイトの鞍傷がずいぶんひどくなってしまったので、しばらくはその治療に専念することにしました。 といっても、落ちてしまった背中の筋肉を戻さないことには本末転倒なので、できるだけ鞍傷の部分に負担をかけず、背中を使わせるような運動を中心にするということです。 そのために、鞍下のさらに下に敷く汗取りを手作りして、背中を保護するように工夫(写真)。き甲周りを立体裁断してフィットするようにしたほか、背中の筋肉が落ちた部分にウレタンパッド(お風呂用の滑り止めらしい。スーパーで購入)を縫い付けました。これで、落ちてしまった筋肉の代わりをさせて、鞍がき甲に当たる負担を軽減させようという魂胆です。 先週、ぐーちゃんの鞍傷にはキズパワーパッドを貼っておきましたが、体液を吸ったせいでぶよぶよしてる。かといって貼り直すのも痛そうなので、さらにその上からでっかい絆創膏を貼ってから馬装しました。 N子先生と相談し、今日の運動は軽速歩のみ。ただししっかりハミ受けさせないと、背中の筋肉を使わせることにならないよと言われています。 真ん中の馬場に出て、常歩の1歩目からハミを受けさせるつもりで拳を低い位置にがちっと置き、歩かせ始めたら、拍子抜けするくらい簡単にハミを受けてしまいました。 先週なんか何をしてもハミ受けが中途半端だったのに、今日のこの簡単さはなんなんだ。巻き乗りも、先週は左手前はふくれる、右手前は内に倒れ込むとひどい状態だったのに、今日は楽に正しいラインに乗せられる。 軽速歩に移行してみて、ようやくわかりました。こりゃ昨日装蹄したからだわ。逆に言うと、先週までは爪の状態がイマイチだったから、ますます右トモが動かせなかったということなのでしょう。足の調子さえ良ければ、こんなに簡単にハミを受けてくれるのにねぇ。 軽速歩の輪乗りで、ハミを受けさせるよう拳を低くしながら、たまに2ポイントを入れていきます。わたしの鐙は馬場用の長さにしてあるので、2ポイントにはあまり向かないのですが、まあ障害飛ばすわけではないし。 2ポイントはふだんあまりやらないので、拳を馬の肩に乗せるようにして拳を安定させたら、これがかえって良かったらしく、ハミ受けがいい。 と、いつの間にかクラブハウス横のベンチにN子先生が座っていて、「2ポイントのほうがいいハミ受けだな」と声をかけてきました。 「ホントですよね〜。あたし馬場向いてないのかしらん」「全くだ(笑)」という冗談のあと、先生が「あとは常歩だな。KYOKOさんさ、あそこの坂を常歩で2往復ほどしておいで。他の馬が出ないうちに」 あそこの坂、というのは「上」と呼ばれる厩舎(ぐーちゃんがいるところは「下」の厩舎)に向かう坂のことで、距離は短いけれど、それなりの勾配があります。トレセンの坂路ではありませんが、やはり坂道を歩かせるのは胸前やトモの筋肉づくりには役立つので、さっそくやってみました。 考えてみたら、ぐーちゃんに乗ったまま傾斜を歩くことはめったにないのですが、思ったより素直に歩いてくれます。2往復して馬場に戻り、もう少し常歩をして終わりにしました。 馬装を解いてみると、き甲に貼ったキズパワーパッドはズレてはいませんでしたが、脇から血の混じった体液がもれたようににじんでいます。ということは、キズパワーパッドの限界ということなので、痛そうですがはがして貼り直すことにしました。 でもはがすのが相当痛かったのか、振り返って噛みつくフリをして威嚇したり(フリまでしかしないけど)、後肢で蹴り上げてきたり(これは太ももにヒット。すかさず蹴り返したけど)。相方に無口を抑えてもらい、ようやく貼り替えました。 終わって、「ごめんね、悪いママだね〜、もうしないからね」(嘘だけど)と撫で回してやると、[もう〜ボクいやだって言ったじゃないですか〜]と鼻をすり寄せてくるぐーちゃん。どっちやねん…。 ふだんなら2鞍乗るところですが、この日は1鞍で終了。その代わり、夕方に45分ほど引き馬してやりました。引き馬だと妙にゴキゲンなバカ息子です。 |
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![]() ↑日の出乗馬倶楽部の見取り図 (緑字:貸与馬、青字:自馬) |
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