1鞍目・はじめてまたがる
(2000.11.3 千葉・オリンピッククラブ)
2鞍目↓
馬房のヤンソン 渋谷・プラザエクウスでもらったオリンピッククラブの無料乗馬体験カード。
2名様まで無料招待とあります。相方と一緒にやってみようかということになりました。
事務所に電話を入れてみると、けっこう丁寧な対応。
通常の1鞍は45分だが、体験コースは30分であること、またコース自体は無料だがテキスト、レンタル代(ブーツなど)、乗馬用手袋(必須)は有料で、当日の費用は合計で3000円という説明を受け、教室と送迎バスの予約をしました。
集合は秋葉原。(相方は秋葉原を通る定期を持っている。ズルイ。)

いよいよ11月3日、バスの時間は13:30。前日に雨が降って、今日も空は曇りがち。「いきなり重馬場っすか〜。」
秋葉原ではマイクロバスが停まっていて、係員の方が名簿を持って待っていました。
バスに乗り込み、千葉・宝馬のクラブまで、1時間半ほどの距離。高速も使うのに、これタダでいいの?

クラブが近くなってきました。風景が牧歌的になり、小道にはいると、そこらへんの牧場(?)に馬が数頭遊んでいます。
クラブにつくと、やっぱり道がぬかるんでいる。
バスを降りて、体験コース向けの講義が行われる教室へ。教室ではテキストをもらい、ごく初歩的なことを学ぶ。
馬の種類、馬の各部名称、足の動き方、馬の状態の見方。馬は臆病な動物なので、大声や音、大きな身振りなどで脅かさないこと(こういうことは競馬やってれば知ってるよね)など、実践上の注意。
それが終わるとレンタルルームへ行き、ブーツとヘルメットを借ります。

さて、いよいよ乗馬コースへ出ます。
コースはダートで、直径10メートルほどの円型コースが四つ。
それぞれがパイロンとプラスチックパイプを立てかけたもので区切られています。
まず騎乗説明ということで、スタッフのYさんがみんなの前で馬の乗り方(っつーか登り方っつーか)を実演つきで説明。

ここで、体験コース受講者が馬の数に対して多いので、4グループ×2=8グループに分けて、4グループずつ第一組・第二組という感じになりました。
私たちは第二組だったのであと。
第一組の人たちが終わるまで45分ほど、クラブ内を自由に見学していて下さいとのこと。
体験コースのすぐ裏手に馬房があり、そのなかの馬に挨拶をしてみました。
みんな乗馬用の馬なので基本的におとなしいんですが、手を出すと咬もうとする子も。
でもほとんどの馬は、馬房の金網ごしに触らせてくれました。
馬房の横に馬の名前があり、もと競走馬だった馬には競走馬名も列記してあります。
なかに「サクラヤマトオー」がいました。何しろ彼はクラシック出走してる馬だから、皐月賞の単勝馬券なんかも飾ってあり、チトセオー、キャンドルの兄だとも書いてありました。
このクラブには他にもサクラの馬がいて(ジェットオー、イップニー、ミヤコ)、大事にされているようです。

さていよいよ自分たちの番。
コースに降りるとかなりびちょびちょで、田んぼ同様。
私も身長150センチしかないですが、指導員のお姉さんは私よりも身長が低そうで、 自分が乗っていた馬「ヤンソン」というオトコノコ(セン馬)に私を乗せてくれて、 鐙革の長さなど調節してくれました。
習ったとおりに馬の左側から踏み台に乗り、鐙に左足をかけ、たてがみをつかんでジャンプして乗る。 けっこう緊張の瞬間。もちろん指導員さんがサポートしてくれたんですが。
やっぱり馬の上って高い。高所恐怖症の自分に耐えられるのかな?
同じグループの女性が、高さに耐えられなかったのかリタイアしていました。

とりあえず、馬を歩かせる、止めるの練習。
馬の横腹を靴でじわりと押すようにすると歩き始めます、ということでしたが ヤンソンったらちっとも動かない〜〜!
「この子は特に動かない子だから、動かなかったら蹴って」ってそんなこと言われても、 蹴っちゃっていきなり走り出されたらどうすんのよ〜。
もー一生懸命かかとでぐいぐい押して、やっと動いてくれました。
この日の筋肉痛はこのためだったと言っても過言ではない…内股つりそうだったよ。

しかしこの子は、止まるほうには敏感だった(笑)。
歩いてる馬を止めるには、手綱を後ろに引っ張るようにするんですが、この子は手綱を引っ張らなくても、足で押すのをやめるだけで歩くのもやめてしまう。

手綱さばきの練習として、馬に乗ったままスラローム。 パイロンの間を、手綱さばきだけで蛇行できる練習をして1鞍目は終わりました。


2鞍目・常歩から軽速歩へ
(2000.11.3 千葉・オリンピッククラブ)
3〜4鞍目→

1鞍目から2鞍目の間、45分ほどクラブ内で休憩。もちろんまた馬房に遊びに行った(笑)。

休憩終了、2鞍目もヤンソンに乗ります。
復習としてスラロームをして、今度はすこしスピードを出す練習。
「乗馬っておしりがいたくなるんでしょ?」と良く言われるけど、痛くなるかならないかのこつがあるらしい。ポイントは、軽速歩のときは鞍の上で馬の動きに合わせてリズミカルに「立つ、座る」を繰り返すこと。
指導員さんが、「慣れてきたら、馬が敏感なポイントを探してみて。足で押すと、動きが良くなるところがあるはずだから。」
もともとこの子はかかとで押しても反応が鈍いので、安心していろいろ探してみる。鐙の位置より少し後ろよりのところで、あんなにうごかなかったヤンソンが、軽く軽速歩を出し、ちょっとびっくりしたけどそのまま半周くらい走らせました。
様子を見ていた指導員さんが、「分かったね!?」何となくですけどね、はい。

レッスンのあと、講義室に再集合。
今日のおさらいや質疑応答のあと、「すいません、一応そういう趣旨のトライアルなんで、クラブの宣伝を少々させていただきます」
そりゃそうでしょうね…
このおさらいをする指導員さんは気さくで話し上手な方ですが、一番笑ったのは「皆さん、このトライアルコースを終了するころには、”ご趣味は?”って聞かれたら、”(渋い声で)そうですね…(窓の桟に肘をもたせかけ)乗馬を…少々ね”と言えるようになりますから。」
帰ってから、相方とかなり迷う。
馬に乗るのが楽しくなって、あと1日で終わるのはいかにも惜しい気がしたのですが、何しろ乗馬クラブに入るというのはとてもお金がかかる。
ほかの乗馬クラブも検討しつつ考えてみようということにしましたが、2日目に行くまでに、全乗振5級ライセンスコース(8日間)なら金銭的にもなんとかなりそうだという方向で話がまとまりかけていました。


3〜4鞍目→

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