| ←577鞍目 | 578鞍目・頭絡こわれたっ (2009.2.28 あきる野・日の出乗馬倶楽部) |
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平日は雨続きで、ようやく晴れ間の見えた土曜日。日の出乗馬倶楽部に到着してみると、案の定馬場はグチャグチャでした。 ちょうどNさんが、わたしの半自馬グレイトに乗り始めたところで、Nさんがわたしを見つけて何か言いたそうだったので、腹帯でも締め直したいのかと近づいてみると、「ぐーちゃんの頭絡こわれてます」とクラブハウスを指差すNさん。 柱にかかった頭絡を見ると、確かに額革が切れかけていて危険そう。この頭絡は、ぐーちゃんの前オーナーからいただいたものなのですが(手綱だけは切れたので取り替えた)、ずいぶん使ったわけだし、この際額革だけじゃなく丸ごと買い替える決意をしました。 で、今日は琥珀の頭絡を借りてるんですって。悪いね琥珀。 Nさんが乗り終わったのが11時で、わたしは12時すぎから乗るので、足周りの手入れは省略してもらって昼飼い。飼いを食わせる間に馬着を着せても汗をかくかもしれないし、かといって何も着せないと筋肉が固まる年寄り馬なので、夏用のネット馬着を着せて馬房に入れました。 12時前、昼飼いを食べ終わったのを見計らって馬房に行くと、ネット馬着が派手にずれてお尻や背中が丸出しになり、しかもぐーちゃんが布端を踏みそうになっている。それに全身オガだらけで、馬房で転がったのが一目瞭然。この馬着は尻側にヒモがなく、胸前の金具で留めているだけなのですが、まさかこの短時間にゴロンするとは思わず、油断してました。もしずれ方が悪くて、足を引っかけたりしてたら…。何もなかったからいいようなものの、ホントに、馬乗りとしてありえないミスでした。ネット馬着で馬房に入れるような真似は二度としません、と反省。 12時少し過ぎに、グレイトを連れて馬場へ行き、騎乗。大きい馬場はとんでもなくグチャグチャで、水たまりだけなら気にしないんだけど、泥のぬかるみがすごいので、少しでもマシな小さい馬場で乗ることにしました。 さっきNさんが乗ったばかりだからほぐれてはいるはずだけど、グレイトはちょっと間を置くだけで筋肉が固くなりがちなので、やはり常歩でほぐしてから。斜め横足、腰内と少しずつ横運動を入れていき、ラチを使って馬を真横に動かします。 それから蹄跡を使って前肢旋回。ずいぶん泥に足をとられるので、今日はピルーエットの練習はやめておくか、と思ったとき、倶楽部にお客さんが来たようです。今日は昼休みにテレビのスタッフが撮影に来ると聞いていたので、おそらくその人たちでしょう。物々しいチームで来たらどうしよう、と内心思っていたのですが、スタッフは2人で、カメラも(テレビにしては)小さめだったので、ぐーちゃんも物見せずに助かりました。 そこから速歩に移行し、輪乗りや斜め横足を入れていきます。しばらくしたとき、グレイトが右前肢をのめらせ、それからの動きがどうもおかしい。右手前の速歩ではとくに気にならないのですが、左手前に換えるとなんだか右前肢をかばおうとしてリズムが乱れる。 ぐーちゃんはわりとそういうところは大げさだったりするのですが、今日のはあながち演技でもなさそうだなぁ。もともと右前肢は蹄葉炎になりかけたことと、(たぶん競走馬時代に)屈腱炎をやった痕があるので、一番弱いところではある。 右前をかばってこの動きなのであれば、駈歩なら反対に右手前をイヤがるだろうな、と思い、駈歩にしてみると案の定。駈歩が出ることは出るのですが、かなり慎重に走ってる感じがあります。 ちょうどO先生が撮影スタッフを連れて馬場の脇道を通りかかったので、「先生、右前少しやっちゃったかも」と見てもらうと、先生も「うん、微妙な感じだなぁ」という返事。 かといって、運動をしないと余計固くなってしまうので動かしておきたいんだけど、少しゆるめに運動するよりないか。 今日はシンプルチェンジとか反対駈歩とか、肢の負担になりそうな運動はやめておくことにしました。 下馬したあと、右前を触ってみると、やっぱりもやっとあたたかさがあります。とりあえず水道水で右前を冷やし、ハッカ油をすり込んでおきました。 |
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![]() ↑日の出乗馬倶楽部の見取り図 (緑字:貸与馬、青字:自馬) |
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