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(2009.5.16 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
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本日2鞍目は、久しぶりに部班レッスンに入れてもらうことにしています。グレイトを半自馬にしてからほとんど部班に入ることがなかったので、ホントに1年以上のブランクかも。
15時からのレッスンに間に合うようにグレイトを馬装し、馬場に出ます。

騎乗して腹帯を締め直してもらい、常歩で蹄跡に出ると、指導に出てきたN子先生が「そこからしてまずいなぁ」と言います。ちゃんと手綱を持って歩かせろという意味かな、と思って手綱をつめようとすると、「手綱は長めでいいから、サドルホルダー持って、ひざを下にすとーんと落としてかかとを上に持ち上げてみな。その状態で、ケツの穴でしっかり座る」
ひざは地面に向かって落としつつ、ひざを折り曲げてつま先を上げ、足の裏を空に向けるようにします。すると足の甲が馬の腰に乗るような位置に来ますが、それはぐーちゃんはイヤみたいで、駈歩を出そうとしたり軽く跳ねようとしたりします。サドルホルダーを持ってろと指示されたのは、これを見越してのことだったのね。「馬につま先を乗せるとイヤがるよ。乗せないでその姿勢」って先生、拷問ですか…。
かかとが馬に当たらないように微妙に浮かせつつ、この状態で馬を歩かせようとすると、思ったよりお尻の穴が鞍にくっつかない(=座れてない)ことがわかります。
「他の馬の準備ができるまで、そのまま速歩。股のなかで速歩って馬に言うんだよ」と言われても、なかなか速歩は出ません。つまりは、ふだんいかに脚と拍車で出しているかってことです。
かと言って、「股のなかで言う」は、上半身を揺することではないことくらい、わたしにもわかる。「出なかったら鞭使ってもいい」と先生が言うし、サドルホルダーも持っていることだから、鞭で出しました。それでもヘンに脚を使って出すよりはるかにいいそうです。

他の人馬の準備ができたので、そのまま部班開始。わたしは先頭のダンス&相方の後ろにつきます。ダンスは体が大きく、乗っている相方も馬を前に出せる人なので、どんどん前に行ってしまい、油断すると置いていかれてしまいそう。でもぐーちゃんが本気を出せば(というより、乗り手がちゃんと出せば)ダンスに負けないくらい前に出るはずなんだよね。
普通に鐙をはいて速歩しているときに、先生にしつこく指摘されたのは「内方を使うな」ということ。脚も拳も、両方のことです。グレイトがもともと外方で動くように調教されているということもありますが、わたしは内方脚を使うときにヘンな力が入るらしく、わずかにひざが上がってしまうらしい。それにしても、わずかでも脚を動かすと「ほら使った!」と言われるのですが、どうしたらいいんだろうな。

「馬の斜体の動きに合わせて、お尻の穴が斜めにひしゃげるような気持ちで前に出す」というのがその答えらしい。もちろん上体を揺するのとは違うのですが、とにかく座骨というよりお尻の穴を意識して乗るようにします。
それだけでもグレイトはいつもよりリズム良く前に出ているのですが、先生はさらに「トモの動きに合わせて鞭を使え」と言います。昼休みに乗ったときに少しピーキーだったので、ここで鞭使ったら反抗するんじゃないかとうっすら考えたら、先生はそれを見透かしたように「大丈夫、ケツの穴がしっかり馬にくっついてれば、馬が真横にふっとんでも人もいっしょに移動する」だそうです。先生の自馬・大介は、たまに力強くふっとんだり立ち上がったりするけど、先生は普通について行くもんな。説得力ある。

速歩の中で、1頭ずつ駈歩。ここのところ、どうも駈歩で座れないという悩み(いや、もともと座れていなかったのに座れている気になっていて、そのことにやっと気付いたっていうのが正解かも)があると事前に先生に言っておいたせいか、先生も「内方の肩を出すんじゃない、上体は真っすぐ。お尻の穴をびたーっとつけとけ。そのままお尻の穴がひしゃげるくらい、外方の座骨で推す」と、みっちり指示を出してくれます。
先生に言われるままに駈歩していると、馬はしっかりハミをとって前に出るし、ここのところ「座れない」と思っていた感覚とは明らかに違います。まぁ、先生がそこにいるだけで馬は前に出やすくなるんだけど。
レッスン終了後に、「見なさい、ちゃんと前に出るでしょうが」とN子先生に言われたので、「ここ何ヶ月かで一番いい駈歩でした」と答えると、「情けないこというなぁ。あなたは脚のヘンなクセさえとれればいい馬場乗りになれるんだから、もっとがんばんな」と叱咤激励されました。

久々の部班でしたが、気がついたらかなりわたしに指導が集中してしまっていたような…。いっしょの部班だったYさんに「あたしばっかりになってごめんね」と謝ったら、「2鞍連続で体力もたなそうだったからちょうど良かったの」と言ってくれましたが。すんません。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)


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