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(2009.11.7 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
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この日のできごとについて、どうしても書く気になれずに乗馬日記が滞ってしまったのですが、やはり書くことにします。

午後、半自馬グレイトに乗った後に手入れをしていたら、グレイトの前の馬主さんが来ました。
で、調子はどうですか、と言うので、「肩の出が楽になってきました」と答えたんですが、鞍とゼッケンを外した後に、なんだかあれはダメだ、これはダメだと言い始めたんです。結局、わたしの工夫した馬装がダメだと言うのね。
さっきわたしが、「肩の出が楽になった」と言ったの、聞いてませんでしたか? 肩の出が楽になったということは、馬は背中に痛みを感じていないということですよ。それでもわたしの馬装がダメだというわけだ。

それで結局、彼が要求しているのは、自分の持っているごついウレタンパッドを使えというのね。でもそれ、背中に当ててみると、明らかに鞍傷やコブみたいになってる炎症に当たるんですよ。
実際に当ててみて、さすがに彼もそれには気がついたらしく、「これを削って作ろう」と言い出したので、「それはもったいないのでいいです」と断ったのですが、やっぱりなんだか固いウレタンとかを持ってきてパッドを作ろうと言うんです。しかも、その固いウレタン、馬の肌(というかき甲)に直接当たるようにするという。そんなことしたら、間違いなくこすれて血が出るでしょうが。「それは認められません」と言ったんですが、向こうも譲らない。

馬繋場でぐーちゃんをつないだまま、危うく言い合いのようになったので、通りかかったN子先生と代表が足を止めました。
元馬主さんがぐーちゃんにあれを乗せたりこれを乗せたりとやっているので(ぐーちゃんはものすごく困っていたし、触られるので痛がってバタバタしたりしていた)、わたしは少し離れて代表に「今の馬装でそんなに問題はないと思うんですけど」という話をしていました。
そしたら元馬主さんが大声で言いました。「こんなの虐待だ!」

その瞬間のわたしの怒り、想像していただけるでしょうか。
じゃああなたが昔ぐーちゃんを持ってたころ、装蹄師と獣医の言うことを無視してぐーちゃんの蹄に木タールを塗り続け、それでますます蹄がひどくなって蹄葉炎の寸前までいったことは虐待じゃないんですか。

先生たちは「じゃあこうすれば?」と、他の方法(それならわたしも納得できるというもの)を提示してくれたんですが、その方法もダメだといい、材料が足りないからホームセンターで買ってくる、という。
勝手にすれば、とわたしは馬房掃除をしてぐーちゃんを馬房に帰らせたわけですが。

元馬主さん、安いザブトンみたいなのを買ってきて、穴をあけて固いウレタン(指で押してもへこまないくらい)をつけたものを、「これならいいでしょう!」と勝手にグレイトを馬繋場に連れ出して背中に置くわけです。
ええ、置いただけならそんなに悪くないですよね。乗らなければ。
そんな固いものが少しでもずれたら、あきらかに鞍傷がひどくなるし、そんなに押さえつけたら筋肉が育ちませんけど。

あげく、事情を知らない他の先生や他の会員さんとかに、「グレイトは馬装のときは必ずこれを使ってね」とか言い回ってる。あなたはもうぐーちゃんの馬主じゃないんですよ。

そんなことがあり、元馬主さんとはもうかかわらないことにしました。
わたしの大切な大切なグレイトを、こんなつまらないことにかかわらせていられませんから。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)


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