←659鞍目 | 660鞍目・我慢の限界 (2009.11.14 あきる野・日の出乗馬倶楽部) |
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朝からけっこう雨が降っていましたが、いつものように日の出乗馬倶楽部へ。到着してもまだ、乗るのを少しためらうくらいの雨が降っていましたが、11時ごろにはほとんど止んだので、いつも通り12時から半自馬グレイトに乗ることに。 その前に代表のO先生と話し合ったのですが、先生もグレイトの元馬主さんに言われたことは気にしていて、「そのせいではないけど」と前置きしつつも、「グレイトにはしばらくKYOKOさん以外乗せない」ことを決定したそうです。 グレイトの鞍傷については、馬装の問題じゃなく背中の筋肉を戻すことが最優先だとわたしは思っているので、きちんと動かした方が良いとは思うのですが、あそこまで言われてはそうもいかないのでしょう。わたしもO先生の意向をくんで、いつもなら2鞍乗るところを1鞍だけにしました。 先週、元馬主さんが、わたしの作ったクッション鞍下はダメだと言い、座布団に穴を開けて硬いウレタンを仕込んだパッドを作ってくださったのですが、わたしはそれを使う気はありませんでした。でもO先生が「一度は使ってみるのも手だよ」というので、それもそうかと、とりあえず使うことにしました。 昼飼いを食べ終わったグレイトを馬繋場に出し、馬装。座布団パッドを鞍傷に合わせてみると、これは乗ったら却ってキズに当たるのではないかと思えましたが、とにかく慎重にフレキシーパッドと鞍を重ね、腹帯を締めます。と、頭を上げるぐーちゃん。ぐーちゃんは腹帯を締めるとき、むしろ下を向くか自分の肩に歯を当てるかしてガマンする馬(それもどうかと思うが)なので、頭を上げるという反応は珍しい。 そこへ、Nさんが近くに来て、踏み台を出してくれました。最近、ぐーちゃんは乗ろうとすると前に動くので、Nさんにハミを抑えてもらって騎乗。 またがって、Nさんがハミを離すか離さないかのうちに、ぐーちゃんが少し後退しました。またがってしまえば、動けと言うまで動かないはずのグレイトが後退なんて、何かがおかしい。 停止させて、Nさんに腹帯を締め直してもらうと、ぐーちゃんがさらに数歩あとびきします。しかも、腰に力が入らない感じで、このままあとびきし続けて馬繋場のコンクリート面の上まで行ったら、足を滑らせるか腰がくだけるかするんじゃないか。 どうにか腹帯を締めてもらい、前に歩かせようとすると、今度はその場で旋回し始めました。もうこれはもう、いつもと違う馬装が腰に負担をかけているとしか思えない。 それでも、動かしてみなければわからない部分もあるので、とりあえずは馬場に出してみました。常歩で巻き乗りをさせると、やっぱりどうも腰が頼りない。足元が痛いときとはまた違う頼りなさです。 しばらく常歩で動かしてから、軽速歩に移行。出ることは出るんだけど、肩の出が悪い。手綱をつめているわけでもないのに、この動きの悪さは、馬が背中に違和感をもっているとしか考えられない。 一応駈歩もやってはみたけど、分厚い座布団パッドのおかげでまるで背中の動きがわからないし、グレイトのほうも違和感があるのか、ちょっと水たまりがあるくらいで駈歩をやめてしまいます。 10分はそれで乗りましたが、もう我慢の限界。いったん馬繋場に戻って鞍を外し、座布団パッドを外して自分で作ったクッション鞍下に取り替え、鞍をつけ直します。 すると、頭を上げるどころか、あとびきも旋回も一切せず、すんなりと騎乗でき、腹帯も普通に締めさせてくれました。馬場に出て、常歩から軽速歩にすると、今度は肩の出もスムーズ。巻き乗りにも不安がないし、駈歩も続きます。さっきは駈歩で2ポイントにすると、馬が駈歩自体をやめようとしていたけど、今度は2ポイントにしても普通に駈歩が持続します。 そのまま時間まで乗り、手綱を伸ばしてのんびり歩かせてから、馬繋場に上げます。 ぐーちゃんの手入れをしてから、馬房掃除をしようと思ったら、相方がやってくれるというので手入れに専念。キレイになった馬房に戻すと、間違いなく砂浴び(というかオガ浴び)するだろうから、安全のために馬着を着せずに戻したら、案の定扉を締めて3秒もしないうちにゴロン。ぐーちゃんは寝方が下手くそで、馬房の壁を蹴ったりするので、隣の馬房の大介が[じいさんうるせえな、何やってんだよう]といわんばかりの顔を出してきていました(笑)。 夕方、肌寒くなる前にもう一度ぐーちゃんを馬繋場に連れ出し、ブラシをかけて馬着を着せました。なんか、毛づやが良くなってない、アンタ? |
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![]() ↑日の出乗馬倶楽部の見取り図 (緑字:貸与馬、青字:自馬) |
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