タイトル
初版年・出版社
(文庫再版時の出版社)
解説
大阪弁ちゃらんぽらん
(中公文庫)
おかあさん疲れたよ
1992年・講談社
(講談社文庫)
長編小説。
平成4年、浅尾昭吾は61歳。12歳年下の妻、美未はロマンス小説作家・浅尾美遊として忙しい日を送り、高校生の娘・つむぎは健康な娘に育った。定年後の仕事もあり、満足すべき人生と言えようが、しかしたった50年前、ここは焦土だったことを忘れることはできない…。そして、戦時下の淡い初恋、倉本あぐりも。
昭吾の年齢設定がおせいさんとほぼ同じで、昭吾の少年時代から現代までを、時代の流れとともに追っている作品。「昭和とは何だったのか?」「戦争とは何だったのか?」という命題がおせいさんの中にあることを感じます。

お気に入りの孤独
(集英社文庫)
『おくのほそ道』を旅しよう
(講談社文庫)
おせいカモカの対談集
(新潮文庫)
おせいさんの団子鼻
(講談社文庫)
おせいさんの落語
(角川文庫)
お聖どん・アドベンチャー
1977年・徳間書店
(集英社文庫)
連作短編。ご本人を筆頭に、小松左京氏、筒井康隆氏、佐藤愛子氏など実在の人物を登場人物にしたコメディ仕立ての風刺小説。
表現の自由が奪われ、お国の決めたものしか書けなくなった世の中、おまんま食い上げになった小説家達はどうにかして口を糊しようとするのだが…。
話の面白さもさることながら、作中に登場する筒井康隆さんの「ぐひ。ぐひひひひ。」なんていう偽悪的な笑い方なんて、いかにも筒井さんの作中で出てきそうな感じで、すごい観察力というのか、おせいさんの作品には珍しいタイプの小説です。

おちくぼ姫
1979年・平凡社
(角川文庫)
長編小説。
さきに刊行されている古典『落窪物語』の現代語訳『舞え舞え蝸牛 - 新・落窪物語』を、少女向けのやさしい文体になおしたもの。
ときは平安朝、生まれは高貴なはずのお姫さまが、母君に死に別れて、意地悪な継母のもとでみじめにこき使われて「おちくぼ」と蔑まれている。そこへ当代きっての貴公子が彼女をみそめたはいいが、二人の恋には たくさんの障害があった。
一貫して「ですます調」で書かれているせいか、物語を読んでいるというよりは、おせいさんがやわらかい声で絵本を読むのを聞いているような印象の作品です。

男はころり 女はごろり
(文春文庫)
男の城
(講談社文庫)
男の結び目
(集英社文庫)
佐藤愛子氏との対談集。
鬼たちの声
(文春文庫)
鬼の女房
(角川文庫)
オムライスはお好き?
(集英社文庫)
お目にかかれて満足です
(集英社文庫)
女が愛に生きるとき
(講談社文庫)
おんな商売
(講談社文庫)
女の居酒屋
(文春文庫)
女の口髭
(文春文庫)
女の気まま運転
(文春文庫)
女の食卓
(講談社文庫)
女の中年かるた
(文春文庫)
女の停車場
(文春文庫)
女のとおせんぼ
(文春文庫)
女のハイウェイ
(文春文庫)
女の日時計
(角川文庫)
女の長風呂
(文春文庫)
女の幕の内弁当
(文春文庫)
女の目くじら
(角川文庫)
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