タイトル
初版年・出版社
(文庫再版時の出版社)
解説
や〜よ
夕ごはん食べた?
(新潮文庫)
夢渦巻
(集英社文庫)
夢の菓子をたべて -わが愛の宝塚
(講談社文庫)
夢のように日は過ぎて
(新潮文庫)
ゆめはるか吉屋信子 -秋灯(あきともし)机の上の幾山河
1999年・朝日新聞社
(朝日文庫)
吉屋信子の評伝。『花物語』から『徳永の夫人たち』、『女人平家』、そして死に至るまでの伝記の形をとりながら、吉屋信子へのオマージュとなっているように思います。
田辺作品をちょっとかじれば、戦時下の少女だったおせいさんが吉屋信子と竹久夢二に傾倒していたことはよく出てきますが、吉屋信子さんの人生に、おせいさんの考え方が透いて見えるところが興味深いです。

夜明けのさよなら
1974年・新潮社
(新潮文庫)
長編。20歳すぎたばかりのOL、庄田レイ子には同い年の大学生の恋人・優がいるが、彼は自分といるとき、しんきくさいことばかり並べて、レイ子の金で飲むことばかり考えている。たぶん愛されてはいない。それでも彼を嫌いにはなれないのだが、他の男性に優しくされると心は揺れる…。
割と初期の作品ですが、まぁめずらしいことにヒロインが「しんきくさい」。田辺文学のヒロインはおおむね、朝うきうきと飛び起きるような女性ばかりなのに、レイ子と来たら、朝起きると自殺したくなるんである。さらに設定年齢が若いせいか、結婚をやたら意識しているし。結末では、だいぶ心情が変化します。成長物語なのかな。

よかった、会えて
(集英社文庫)
ヨーロッパ横丁たべあるき
(文春文庫)
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