←3〜4鞍目 5鞍目・5ヶ月半ぶりです…
(2001.4.28 千葉・オリンピッククラブ)
6鞍目↓
パトリシア
いつものとおり秋葉原に集合して、クラブ所有のバスでクラブまで。
バスの中で、クラブメンバー(私みたいな回数限定コース会員ではなく、好きなときに乗れる会員さん)の人達の一部が、傍若無人に騒いでいてうるさかった。
前にスポーツクラブに通っていたときもそうだったんですが、クラブ歴が長い人だけで輪を作って盛り上がりを誇示されると、群れるのが嫌いな私としてはちょっとイヤになります。

今日から5級ライセンスのコース(8日限定)。
もう体験ではないので、馬の世話や騎乗準備も自分でできるようにならなければいけません。
で、今日は初回なので、馬の世話のレクチャーから。

この講習に使われることになったのはウェンディー。すごくおとなしい馬。
馬房にいるウェンディーに無口頭絡(ハミのない頭絡)をかけます。
無口に引き綱をつけ、洗い場までつれてきます。 洗い場につなぎなおし、引き綱をはずして脚の手入れとブラッシング。
蹄鉄のなかに詰まった土などをかきだし、全身にブラシをかけます。

きれいにしたら、ハミのついた頭絡をかけます。
ハミをかけるには口を開かせなきゃいけないんですが、だいたいはハミを口に押しつけると口を開いてくれるらしいんだけど、開かない時は口の端っこに指入れてぐにぐにすると開くらしい。
(簡単に言うけど、これってけっこう難しそうだぞ!)
無口をはずし鞍をつけます。鞍の下に毛布とジェルパッドを敷いたりもする。夏は暑いだろうね。
乗馬用の鞍は、競馬用の倍くらいの大きさがあってかなり重そうです。

ここまでは全部スタッフがやってるのを見学。
これ、来週は自分でやらなきゃいけないんだけど…

休憩をはさんで、いよいよ本日の1鞍目。トライアルのときの倍くらいある角馬場に出ます。
当たった馬はパトリシアという鹿毛の牝馬。愛称パトちゃん。
パトちゃんはけっこう大型の馬で、身長150cmしかない私から見て、背中の高さが私の目線より高い。ひー。
体験乗馬のときにはビールケースを踏み台にしたんだけど、今回はスタッフもそんなもの持ってきてくれたりしない。
仕方がないので鐙の高さを低くしてみたけど、それでも鐙がみぞおちのところにしか来ない。
「でもジョッキーはこれくらいの高さで乗るよね…」なんて甘い考えを起こし、その鐙にどうにか左足をかけて、パトちゃんのたてがみと鞍につかまって右足でジャンプ!

…次の瞬間、私は地面に倒れていました…(泣)
だって想像してもみてくださいな、左のつま先をみぞおちあたりまで上げて、右足で踏み切れるわけないって!(考えてみたらジョッキーだって補助を受けて騎乗しているわけだし。)
腰というか背中から落ちたんですが、プロテクティブベストを着けているので背中は平気でした。でも踏み切った瞬間にひねったらしく、左足の付け根から腰にかけて激痛が…

さすがに今度はスタッフさんが踏み台を持ってきてくれたので、それを使ってジャンプし、なんとか跨れましたが、左足の下にある鐙の高さを調節しようとしても、痛くて左足が上げられないし、鐙に足を入れるだけでも一苦労。
スタッフがわざわざ鐙を足にはめてくれました。

でもまぁ乗ってしまえばなんとかなるもので(馬が乗馬用ですから)、今日のレッスンはトライアルの復習、6頭で隊列を組んで馬場を周回するところから。
パトちゃんは実は、くっつきたがりの寂しがりちゃんで、前の馬に近づきたくてしょーがないらしく、馬間距離(?)を取ってくれない。 もー鼻が前の馬の尻にくっついちゃうくらい。
くっつきたいもんだから、私が扶助(合図)を出さなくても前の馬が歩けば歩き出し、走り出せば走っちゃう。
扱いやすいんだか難しいんだか。

ついでに、自分の体が小さいがゆえの誤算がここにも!
レンタルのプロテクティブベストが大きすぎたのです。プロテクト用ですから堅いスポンジが入っているのですが、ベストの裾が長くて、鞍に乗っかっちゃう感じで浮いてくる…ベストの中で体が泳いでる状態で、姿勢が保ちにくい。

あんまりひさしぶりの騎乗だったので、軽速歩のときの「立つ、座る」のタイミングをきれいさっぱり体が忘れていました。
これがなかなか取り戻せなくて参った。
取り戻せないまま、本日の1鞍目終了。


6鞍目・足が痛いんだってば。
(2001.4.28 千葉・オリンピッククラブ)
7〜8鞍目→

ごはんを食べて2鞍目。
レンタルルームに行って、プロテクティブベストも短めのものを借り直しました。
今度は素直にはじめからチャイルドサイズにしておこう…(号泣)

さて本日2鞍目もパトリシア。
前の組の人から引き継ぐ時に水を飲ませるんですけど、飲んでくれないよー。にんじんはきっちり食べるんだけどね。馬房に帰れば飲むけど、馬場に出ると水が飲めない子もいるそうです。

今度ははじめから踏み台を使って騎乗。
なんだか足の痛みはひどくなるばかりで、普通にしていれば痛くも何ともないけど足を持ち上げるとか、ひねるとかすると激痛が走る。
騎乗を手伝ってくれたスタッフさんに「さっき落ちたんで、足が痛くて」と言ったら
「ぼくなんかしょっちゅうですよー」というので、
「そうだよね、これ毎日やってんだもんね」
「いや、馬に乗るのはもう慣れてるんで、今痛いのはサッカーのしすぎで。ふだん使わない筋肉使うと駄目ですよね」
「そりゃ同情の余地ないんですけどー。」

1鞍目でつかめなかった軽速歩のタイミングを何とかつかみたい。
トライアルの時に足が鐙に深く入りすぎたり、鐙から足が外れそうになったりしたのは鐙を踏む位置と踏み方が悪いらしい、というのを専門誌で見て、そっちはわりと改善できました。
今回の指導員のFさんはわりとイメージ的な教え方をする方で、手綱さばきはこう持ってこうこう、と言うのではなく、
「小さい子供の手を引いてるつもりで、そっち行っちゃ駄目よー、とか、こっち歩きなさい、ってお母さんが言う感じで。」
「手綱がゆるんでると、馬は上に乗ってる人のことを忘れてどっか行こうとするんですよ。手綱を短めに持って、”なんだ俺が上に乗ってるのに忘れるなんて失礼なヤツだなー”くらいの気持ちでね」

でもそれをつねに念頭に置いていたために、手綱を強くしすぎたらしく後半はほとんどパトちゃんとの戦いでした。
あんまりゆるめに持つとすぐ前の馬にくっつこうとするし、きつすぎるとハミが痛いのか頭を振るし、なかなか気が合わない。
それでも軽速歩のタイミングは少しずつ何となくつかめてきて、鞍にお尻をどすん、とつくようなことはなくなりました。

パトちゃんは何しろくっつきたがりちゃんなので、軽速歩を出しているうちに前の馬にぶつかりそうになって急に止まる、ということが何度もあって、びっくりさせられました。
姿勢を保つために前(というか遠く)を見ているので、前の馬にぶつかりそうだってことに気がつかないせいなんだけど。
前の騎乗者との距離感で計れないといけないんでしょうけど、そんな余裕はまだない。

今日のレッスンは軽速歩まで。
馬を洗い場まで引いていって下さい、というので、パトちゃんのお世話は教えてもらいながらやるのかな、と思っていたら、自分よりコース歴の長い人に任せて、手入れ講習に集合して下さいとの指示。

手入れ講習ではさっきと反対の順序で馬装を外し、足に詰まった土や草をとり、ブラシできれいにしたあと水で洗い、蹄油をツメに塗りますが、ツメに異常のある馬はイソジンを塗るんだそうです。
それから全身にもブラシをかけて、濡れタオルで拭く。そして馬房まで連れて行って、一日は終わりです。
これ、ほんとに来週自分でできるんだろうか…
なんにせよ継続してやらなきゃだめだなぁ、と痛感しましたが金がいつまでつづくのやら…

レンタル代を払おうとクラブハウスに寄ったら、プロテクティブベスト・ヘルメット・短鞭(ブーツは自前なのでレンタルしていない)のレンタル代300円のほかに、鞍レンタル300円、諸経費・施設維持費1350円というのがつけられている。
あれー、こんなの説明されたっけ…鞍はいいとしても、レンタル代だけじゃなかったのかなぁ…と釈然としない思いで料金を払いました。
契約時に説明あったかな? 私が忘れてるだけという可能性も高いのですが。
これでしめて税込み2047円、これを8日間、毎回払うことになると、16000円くらい上乗せになるわけよね。結局、16鞍で83000円、1鞍あたり5187円。
1日で1万円ちょっとってことです。エステやゴルフよりは安いけど。

帰りはバスで秋葉原へ。
帰りもクラブメンバーの人がうるさかった…うーん。

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