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(2003.12.27 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
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試合が終わったので、時間帯をいつものものに戻し、今日は11時から部班の予約。快晴のお天気でしたが、23区内では前夜のうちに雪が降ったので、日の出の馬場は真っ白だったりするんじゃないか? と話しながら武蔵増戸に到着。駅から日の出への道が凍っているかと思ったら、凍っていないし、あんまり濡れてもいない。このあたりは降らなかったのかな?
日の出に到着してみると、馬場は全然白くなくて、雪が降った形跡もありませんでした。表面は少し霜が降りているようだけど、ほとんど溶けています。今日の騎乗馬はロゼッタ。一緒の部班が自分より上級者の人ばかりなので、ついていけるのかしらん。
ロゼッタはこれから下乗りをしてもらえるので、馬装はなし。自分の馬装をしてから、ストレッチをしたりして待ちます。

時間まで馬繋場で待とうと思って行ってみると、ちょうどロゼッタは鞍を着け終わったところでした。見るとMちゃんが、マルタンガールを持って迷い顔。すでにロゼッタの腹帯は締められていましたが、マルタンガールは腹帯に通さないと装着できません。あぁ、マルタン装着するの忘れたのね。「いいよ、マルタンいらない」と声をかけると、「おおー、かっこいいー」と他のスタッフから冷やかされました。だって、ここのところ1課目の練習でマルタン外してみて、マルタンがあるとロゼッタの本当の動きが分からないことに気がついたんだもん。ロゼにはもう半自馬のようにいつも乗っているから、いい加減マルタンなしで乗ってもいいころでしょう。

Mちゃんがロゼを連れて馬場へ出ていき、下乗りしているのを見ながら馬繋場で待っていると、時間が来てMちゃんが下馬したので馬場へ出ます。鐙の長さをつめて、Mちゃんに補助してもらって騎乗。Mちゃんによると、「鏡の前と、道路側の隅角がポイントかもしれない。そこ動きたがらない感じ」ということなので、そこでちょっと頑張らないとだな。
今日の部班はコスモ、ハイセイコーJR、相方の乗るアルフォンス、私のロゼッタの4頭。指導はO先生です。自分の準備ができたので、O先生に「もう動いててもいいですか」と聞くと、「いいですよ、まだ出てきてない馬もいるし。蹄跡で常歩しててください」ということだったので、左手前で蹄跡へ。さっきMちゃんに言われた道路側の隅角で一度馬を止め、手綱を緩めてロゼに周りを見させ、愛撫して馴致。ここからだと道路の車が見えるのと、ちょっと風が強いのがイヤなのかもな。

馬場に馬が揃って、全員が蹄跡で常歩。「列へ」の指示で、いったん馬場中央で馬を並べます。O先生が帽子をとって、レッスン開始の挨拶。「馬の順番変えますから」ということで、コスモ、ロゼッタ、アルフォンス、JRの順で、あらためて左手前の常歩で蹄跡へ。今日は馬場の仕切りがなく、全馬場使用です。
ロゼの常歩が重いので、拍車と鞭をびしばし使って前に出していると、O先生が「ロゼッタくんは今日も重いかもしれませんが、がんばってください。後ろのダンナ様は押してあげてくださいね」と言っても、相方が乗っているのも重い重いアルフォンスなので、「アルフォンスにあおられてるようじゃおしまいですぅー」と、ロゼに鞭を入れて前に出します。

全頭下乗りされているので、すぐに速歩の号令がかかります。速歩発進はそう苦労しませんでしたが、あー重いなやっぱり。すぐ軽速歩をとって、脚で追います。しかもマルタンがないとよれること、よれること。後ろのアルフォンスが「前の馬との距離1馬身とってください」と言われていて、ってことはかなり後ろがつまってるんだな。前のコスモとの距離が2馬身近くになっているので、頑張って追ってコスモに追いつきます。コスモだってそんなに速歩は速くないんだけど、ロゼ重いなぁ。
各個に巻き乗り、今日の巻き乗りはそんなに悪くない。速歩のテンポは落ちるけど、常歩に落ちるほどではないし、図形もそこそこいい感じで描けています。

「斜めに手前を換え、線上歩度を伸ばせ」の号令。それなら短蹄跡でつめておかないと線上で歩度が伸びないんだよな、と思って短蹄跡から準備。拍車で前に出し、拳を少し持ってつめていきます。隅角で手前を換えた直後に拳をゆるしてやると、ぽんと歩度が伸びました。なぁんだ、部班でもできるんじゃない。ロゼッタは1頭での馬場運動だとけっこういい動きをしたりするのに、部班だとちょっとナメるところがあるんですが、そのときの気分なのかしら。それとも、調子出てきたか?
右手前で軽速歩していると、道路側の隅角に入るところで、ロゼッタが軽く横っとびしました。おっとっとっと、お尻が鞍からずれてしまった。うーん落ちるかなぁ、鐙も外れそうだし。そう思いましたが、O先生に以前「何があっても落ちるべきではありません、人のためにも馬のためにもなりません」と言われていたのを思い出して、なんとか踏みとどまって座り直します。おそらくそこの隅角は、横風を遮ってくれる看板が切れるところなので、馬としては急に横風が来るように思ってびっくりしてしまうようです。やっぱりロゼッタなりにパニックを起こしているらしく、すたたたーと速歩で行こうとするのでいったん止めますが、なかなか止まらない。常歩に落として落ち着かせ、また速歩を出すと、今度は重い。どっちやねん。重いのかピーキーなのか、どっちかにして欲しいわ。

O先生が1人ずつついて歩いて、注意点を指導しています。コスモの次に私の所にきて、「脚を使うときなんですが、すこしつま先を内側に向けるようにしてみてください。馬体に平行な感じで、こうです」と、私の足をとって動かします。「今、これ拍車にゴムカバーついているからいいんですが、もしこれがない場合、つま先が外に向いていると敏感な馬だと効き過ぎちゃうこともあります。あくまでじわっと、横から押しつける感じです」。
「それで、つま先を上げて脚を使えるともっといいです。あんまりかかとを下げようと思うと脚ごと後ろに下がっちゃったりするんですが」と言いながら、私の脚を膝から曲げて後ろに蹴り上げるイメージ。そうそう、私は焦るとそういう脚の使い方をすることがある。「そうしないで、下に向かって使います」うーん、難しい。つま先が外に向くのは、私の場合すでに悪いクセとして固まっているかも。で、少し前まで膝で締めるクセもあったので、そっちを矯正するために膝を開くように言われていた時期があって、それでつま先も開いていたということがあるようだし。

言われたつま先に気をつけながら、速歩と軽速歩。気をつけたからってすぐ治るもんじゃない(当たり前)が、鏡の前を通過するときに自分を観察してみても、ちっとも改善していない。
常歩に落として、O先生はまだ日の出にみえたばかりなので、ひとりずつ駈歩経験を聞いています。今日のメンバーは私より鞍数が多くて、もちろん上手い人ばかりなんですけどね。私も「KYOKOさんは、その馬で駈歩は大丈夫ですか?」と聞かれ、「はい」と返事すると、「じゃあひとりずつ駈歩しますから」ということで、先頭のコスモから左手前で駈歩。1周して、最後尾に追いつくところまで駈歩します。

コスモが終わったので、次はロゼッタと私。最初の駈歩発進ではちょっと失敗して速歩になったので止めて、軽く鞭を入れてからもう一度駈歩発進。よーし、出た出た。私が苦手とする左手前だけど、だいぶ座れるようになってきた。「それでかかとが下がるともっといいですね」というO先生のアドバイスを受けて、かかとを下げようとした途端にロゼッタが踏歩転換してくれました。ありゃー、バランス崩れたか。いつもは踏歩転換の反動に耐えきれずに馬を止めてしまうのですが、今回は止めずに済んだので、これはどうにかして踏歩転換させなおしたいなぁ。そのまま駈歩が続けながら、外方を大げさに引き直したら、軽く反動があって座りやすくなったので、踏歩転換させられたのかな? でも馬の足元が見えるわけじゃないので、確信が持てません。でも座りやすいけどなー、と思っているうちに常歩に落ちてしまいました。もう一度発進して、前のコスモに追いついたところで常歩に落とします。

全頭が駈歩を終えたところで半巻きして手前を換え、今度は右手前で駈歩。コスモに続いて駈歩発進、やっぱり右手前のほうが動きについていきやすいようです。「今の発進はやわらかくて良かったです」とO先生に褒められたそばから、また踏歩転換されてしまいます。どうしてもロゼがよれようとするので、私がバランスを真っ直ぐ保とうとして、やりすぎて左右のバランスを入れ替えてしまってるんだろうなぁ。なかなかうまく行かないものです。
ふたたび発進して駈歩、少し駈けると速歩に落ちようとするので、このやろっ! という感じで脚を入れ直して駈歩に戻します。コスモに追いついたところで、駈歩終了。

最後尾のJRが駈歩を終わったあと、ふたたび軽速歩。いつもだと駈歩をやったあとのロゼは軽くなって、ハミを自分から受けて前に出る感じがあるのですが、今日は全然ない。駈歩の調子が悪かったわけでもないんだけど、やっぱり重いのねぇ今日は。
しばらく走らせて、常歩に落として沈静化。「列へ」の号令で手綱を持ち直し、馬を馬場中央に並べて礼、下馬して終了。やっぱりマルタンがないとロゼッタはよれるし、余計に重いような気がします。でもこれで動かせないといけないよね。やっぱり次に乗るときもマルタン使用は中止しておこう。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)

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