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(2004.2.21 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
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春一番も吹き(そのせいで日の出のクラブハウスはちょっと破壊されたらしいですが…)、とても2月とは思えないほど暖かい土曜日。いつもどおり11時の予約で日の出へ。到着してホワイトボードを確認すると、今日の騎乗馬はアルフォンス。しまった、先週拍車折っちゃったから、丸拍車しか持ってないんだけどなぁ。あいつ、丸拍車でも動くのかしら。
今日は空いていれば2鞍乗ろうと思っていましたが、見ると14時が割と空いていたので、先生に相談してそこにもう1鞍入れました。馬はどれがいいか聞かれたので、今日使っていなさそうなロゼッタを希望。
あ、しまった。ロゼッタも丸拍車なんかじゃ動かないじゃん。

仕方ないので今日は丸拍車をつけて、アルフォンスの馬房へ。「小僧、元気か〜?」といいながら馬房の扉を開け、持っていた無口を見せると、おとなしく首を下げました。おやぁ、けっこう素直ですね。今日は暖かいからか、もう馬着を着ていません。無口をつけて馬房から出し、馬繋場へ。
繋いでから蹄の裏掘り。今までさんざん噛まれてきたので、こいつの首周りにはできるだけ近づかないようにしているのですが、蹄を上げさせようとして近づいたら、首をひねって私のほうをじーっと見た後、ちょっと歯を向けてきました。ちょっと軽くこづいて叱るとすぐ止めたけど(以前の彼なら、そのくらいでやめたりはしませんでした)。
ブラシをかけ、装鞍をしているとスタッフのNちゃんが来て肢巻を巻いてくれました。そのまま彼女に下乗りをしてもらうので、頭絡もかけてくれました。「最近踏み台ナシで乗るのに挑戦してるんですよー」とNちゃん。一緒に馬場に出ると、本当に踏み台なしで頑張って騎乗して、下乗りに出て行きました。私はいったん馬繋場に上がって待機。

時間が来たので馬場に出てみると、今日は馬場を仕切って使うらしい。アルフォンスの下乗りはまだ終わっていないようなので、その間に仕切りの手伝いをします(こーゆーことするから「準スタッフ」とか言われる)。
仕切り作業をあらかた終えて、自分で踏み台を持って馬場中央へ。アルを止まらせて下馬したNちゃん、「重いっすねー。しかもムチに反抗するし」「あぁ、するよねーこいつ」そんなことを言いながら騎乗補助してもらい、鐙を合わせます。適当に蹄跡に出ますが、あーもう何なの、そののたのたした常歩は。軽くちょんちょんと鞭を使ったり、拍車でむぎゅーっと締め付けてもあんまり効果ないな、仕方ない。いったん止めてから手綱を片手にまとめ、空いた片手で強めのムチをびしっと入れたところで、ちょうどO先生から「列へ」の号令がかかったので、馬場中央に馬を並べます。

今日の部班は相方のジュンヨー、モンブラン、ウィンダム、アルフォンスの4頭。このメンバーだったら最後尾だな、と思ったら案の定、その順番を指示されました。さっきは前に馬がいなかったからのたのたしてたけど、今度は前に馬がいるからちょっとはマシ(それに甘えていてはダメなんだが)。
数周の常歩のあとに、速歩へ移行。脚でむぎゅーと押しても出なくて、「アルフォンスがんばってー」とO先生に言われながら軽打すると、ようやく出ました。前回アルに乗ったとき、手綱を持ちすぎては動かないことが分かったので、今日はできるだけ手綱を軽く持つことをこころがけます。手綱を軽く持って、ひじを突っ張らないように後ろに引いて、とやっていると、肩が軽くなる感じで楽に乗れて、いい感じだな。
私が楽に乗れているからか、アルフォンスも今日は楽に動いている感じ。今まで口とか肩とか、私が固めすぎてたんだよね。

順次に巻き乗り、速歩に落として進入。あんまり前のウィンダムに近づきすぎると血を見る(大げさ)し、適度な距離を保ちつつ、アルフォンスを止まらせないように。アルには巻き乗りの途中でどうしても止まられてしまいがちなのですが、前回乗ったときに「少しでも前傾したら止まる」とO先生のアドバイスをもらったので、今日はできるだけ体を後ろに倒して、かるーく鞭でちょんちょんとつつきながら巻き乗り。よーし止まらなかった。でもアルフォンスの速歩の反動についていけなくて、鞍の上でお尻が跳ねるようになってしまいました。ごめんよーアル、座れない私で。
このへんでビジターさんか、新しい会員さんか分かりませんが、JRに乗って部班の一番後ろに入ることになりました。アルフォンス、自分の後ろ1馬身以内に馬がいると、そっちを気にしてすぐ止まったりするので、これは決してJRに追いつかれないようにせねば。

同じく巻き乗り、上体を倒して止まらせないことばかり気を使っていましたが、前進気勢が足りないのか、アルフォンスがどうも肩から逃げているようです。こういうの、内方の手綱引っ張ったって直らないしな、どうしようかなぁ。内方脚で外に向かって押し込んでみましたが、あんまりうまくいきませんでした。「KYOKOさん、あんまり下を見ないようにするともっといいですよー」あ、やっちゃった。アルの肩ばっかり見ていたから。
蹄跡で速歩に落とすと、とたんに姿勢がぐちゃぐちゃになるなぁ、私。もう少しスピードを抑えれば座れるけど、それって単に馬の肩の動きとかを規制するだけだから、座れるというのは根本的に違うと思うし。せめてちょっとでも馬の動きについていけるよう、サドルホルダーを外方の拳の親指に引っ掛け、鞍の前橋に向かってお尻をすべりこませる感じにします。

軽速歩で走っていると、右の膝の内側が痛くなってきました。う、この道はいつか来た道。たぶんキュロットの膝革と長靴でこすれて、内膝をすりむきかけているんだろうな。でもって、それって膝に力が入ってるってことだよな。軽速歩しながら、ちょっと膝の内側の長靴と膝革が重なってる部分の具合を直したりしてみますが、大して効果ないや。こうなってしまってから膝の力を抜いても後の祭りで、軽速歩の立つ・座るのたびにこすれて痛い。
でも今日のアルフォンス、けっこうご機嫌で動いています。今日はほとんど鞭を使わずに済んでるな。今日は1度も先頭になっていないから、前の馬にくっついてご機嫌で動いているのかもしれないけど、でも後ろにJRがいるわりには追いつかれもせず、きちんと動いている。隅角もちゃんと回せるし。
あれ、考えてみたら今日の私、丸拍車なんだけど。今まで、アルフォンスは棒拍車じゃないと動かないと思っていたけど、そうかぁ、拍車のモンダイじゃなくて、拳のコンタクトとかのモンダイなんだよなぁ。

モンブラン、ウィンダム、アルフォンスの3頭は、O先生の指示で内蹄跡へ。蹄跡に残った相方とジュンヨーは駈歩です。ジュンヨーの駈歩が終わったところで、「じゃあみなさん蹄跡に出ましょう」ということで、蹄跡で隊列を組みなおします。ってことは、私は駈歩はナシか。今日のアルフォンス、よく動いているから駈歩したかったんだけどなぁ。先週も駈歩してないし。
あとから思えば、そのとき先生に「駈歩したいです」って申告すればいいんだけど、そう言うタイミングはつかみにくいものです、何となく。

しばらく速歩と軽速歩で走って、本日のレッスンは終了。O先生からの今日のまとめは、「KYOKOさんは、鐙を浅く履こうとする努力だけは見えてます。もうちょっと頑張りましょう」。
アルフォンスは午後もお仕事が入っているので、蹄の裏堀りだけして馬房に戻します。馬繋場でおしっこができないアルフォンス、繋がれている間からもじもじ。馬房に戻してすぐおしっこをするかと思いきや、昼飼いに鼻を突っ込んでから落ち着いておしっこを始めました。下品だなぁお前。
終わってから膝を見てみたら、やっぱり内膝の関節のところにすりむき傷ができていました。でも午後も予約しちゃったんだよなぁ、どうするかなぁ。とりあえずバンソーコ貼っとくか。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)

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