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(2001.12.30 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
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日の出の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の馬場
今日は今年の乗り納め、いつものように11時の予約で倶楽部に向かいます。ところがJR中央線、人身事故で遅れてる…ぜったい予約時間に間に合わないな、と思ったのですが、青梅線より先の乗り継ぎが良くて遅れを取り返すことができ、なんとか間に合いました。
今日も騎乗馬はトリコロール、今日は急いで着替えて馬装に向かいます。

トリコさんはすでに誰かが馬繋場に出してくれているので、馬着を脱がせるところから。胸前の金具を外すときだけは気をつけて、片手で無口をつかんだままもう片方の手で外すことにします。やっぱり噛みつきたそうな仕草はしますが、噛まれずにすみました。そこだけ切り抜ければ、あとは大丈夫なはず。
「ジェルパッド、向きが逆ですねー」F田さんに注意されてしまう、あらら。
「何度やっても覚えないんですよ」
「鞍の形と一緒なんですよ、後ろが丸いでしょ」
「あ、ほんとだ」
「鞍の下にすっぽり隠れる形だって覚えれば、次はもう大丈夫ですね」
鞍を置き、腹帯を締めます。
「もう1穴いけますね。腹帯締めるとき、トリコ噛みにくるか、後ろ脚飛んでくるんで気をつけて」
「ひゃー、マジ?」
結局馬繋場では、あまりきつく締めなかったので大丈夫でした。

時間になったので勒をつけ、トリコを馬場に連れ出します。
馬場の中央で騎乗し、F田さんに腹帯を締め直してもらうと、「ほら、ね?」確かに左後肢が一瞬、空を蹴っていました。おーこわ。

蹄跡に出て、いつものように左手前で常歩周回を始めます。先週はちっとも動いてくれないトリコでしたが、今日は気分良くさっさと歩いているようで、先に蹄跡に出ていたウィンダムに追いつきそうになります。
ウィンダムとけんかするのはイヤなので、騎乗しているうちの相方に「ちょっと抜かせてー」と声をかけ、追い抜くことにしました。
今日の指導はI野先生、3頭部班です。先生に短鞭を持たせてもらい、トリコが1番騎で今日のレッスンが始まります。

常歩のまま斜めに手前を替え、わりと方向転換は得意なはずのトリコさんがどうしたことか、今日は抵抗してなかなか蹄跡から中に入ってくれません。
左手前から左に曲がって馬場に入り、右に曲がって右手前に変えるはずが、左に曲がりきれなかったので右に曲がることもできなくなってしまいました。
後続に「ごめんなさーいっ」と声をかけて、左手前のまま蹄跡に戻ることに。先生が、「じゃあ次の隅角でもう一回、斜めに手前を替え」しかしまた失敗。手綱が短いのかなとも思うけど、いつもの長さだと思うし。先週あんまり動いてくれなかったけど、方向転換はちゃんとやってくれたのに。
「じゃあこことここで失敗したから、そっちの隅角から入ってみなさい」
今度はなんとか上手くいきました。ふぅ。

「歩度を詰めー」この段階で、すでにトリコは首の動きを大きくして、走りたそう。
「はやあーし」軽く脚を入れるだけですっと速歩を出してくれます。やっぱりまだ、鞍の上でお尻が跳ねるのですが、トリコの苦手な右手前だと反動が少なくなってちょっと楽。

軽速歩になると、うわ、トリコ調子いい。こういうとき、馬場のクラブハウス側では断然調子が良くなるので、手綱を押さえて、軽速歩のリズムを落とし気味に。反対の馬房側では少し調子が落ちるので、手綱をゆずってやり、軽速歩のリズムを早めにします。押さえたつもりなんですが、けっこうスピードが出ているらしく、振り返ってみると後ろの2騎が10馬身くらい遠くにいる。

馬をとめて、先生から細かい指示を受けます。
「脚はここだ、このくるぶしのところ。分かるか?」と言って、先生が私のかかとを手にとってたたきます。場所は内側のくるぶしのすぐ下、マッサージをすると気持ちがいいあたり。そこを馬体に当てるようにと思って走り出しますが、実際に馬体に当たっているのはふくらはぎのような気がする。
先生の指摘によると、私のは脚ではなく拍車(かかと)が当たっているらしいです。

さらに速歩発進、前に教えられたように脚を締めつつ手綱を引き、次の瞬間手綱をゆずって蹴ります。うまく1歩目から速歩が出ましたが、これは速歩発進がうまくできたというよりも、トリコの脚に対する反応が良かったんだとしか思えない。あんまり手綱にバランスが乗ってませんでした。
軽速歩を続ける中で、何度か注意されたのは「脇が空いてるぞ」と「拳が開いてるぞ」。このふたつは連動していると思うのですけど、油断するとよくやる。難しいなぁ。

「寒くないか?」と先生に言われ、「いや、トリコを押さえるの大変なんで、あったかいくらいです」先生は同じことを後ろ2騎の男性陣にも聞いていたようですが、ふたりとも暑いと答えたみたい。「くそー、うらやましーい!」と叫んじゃうお茶目な先生でした。
馬に乗っていると感じませんが、ただ馬場を歩いているだけの先生はきっと寒いでしょうねぇ…

時間が来たので、馬を沈静化して、馬場の中央に馬を止めます。
ちょっと馬体が斜めになったまま止まってしまい、「こういうときはね、右の鐙をはずして、こうだよ」と先生が私の左かかとを取って、馬体にぐりぐりと押しつけました。するとちょっと馬の腰が右に流れて、なんとか真っ直ぐになり、終了。
「今日はトリコちゃんは一番頑張りました」と言って、先生がトリコににんじんをくれました。
あとから、同じ部班だったNさんとうちの相方がいうことには、「トリコがあんまりスピードを出すので追いつけなかった」だそうです。トリコさん、すっごいやる気だったのね。

お昼を食べて、13時からのレッスンを見学しながらのんびりしていると、ママさんが「14時あいてまーす、乗る人募集中ー。あっ15時も空いてますよー」
せっかく乗り納めだから、もう1鞍乗ろうか?ということで、「じゃあ高階ママさん(わたしのことです)15時?誰にする、トリコ?」「あっ、でもさっき先生が次はロゼッタに乗せてやるっておっしゃってたんで」「じゃあロゼッタね」15時からもう1鞍乗ることが決定しました。

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