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2鞍目
北海道旅行3鞍目・やっぱり和種はいい!
(2003.9.6 北海道・ホースガーデンMURANAKA)
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和姫
和姫ちゃん。この和種独特の短い首とか、
ぼさぼさのたてがみとかがもうたまらん。




北海道旅行の3日目、起きたら雨が降っていました。うーん、背中と座骨が痛い…。背中はたぶん、昨日駈歩したときに力が入りすぎていたので筋肉痛になったものと思われます。雨も上がったようだし、めげずに今日も朝から競走馬牧場めぐり。予定では1箇所のみのつもりが、意外にスムーズに動けたので3箇所を見学しました。そしてこの旅行の行程のラスト、ホースガーデンMURANAKAへ到着。15時半からの外乗を予約してあるのですが、かなり早めの14時半に到着してしまいました。
最初は入る横道が分からず、通過。カーナビにもう着きましたよと言われて、引き返して探すと「村中牧場・ムラナカ通商」の看板が立っていました。ここに違いない、とその道に車を入れると、「ホースガーデンMURANAKA」の看板があって、中にどさんこらしい小さな馬が数頭放牧されています。敷地内に乗り入れてみましたが、なんだか普通の農家の庭に見えるんだよなぁ、ほんとに入って大丈夫なのかしらん。敷地の一番入り口側に立っている家の玄関先で「ごめんくださーい」と呼んでみると、小柄なおじいちゃんが出てきました。「ホースガーデンMURANAKAさんはこちらでよろしいですか?」「ああ、予約のお客さんですか? 人いなかった? たぶん今馬場に出てると思うんだわ、その先に入って待っててもらえんかね、時間までには絶対帰ってくるはずだから」というおじいちゃんの指示に従って敷地内に車を進めると、プレハブの建物がありました。そのガラス戸に、馬の絵と「ホースガーデンMURANAKA」の文字。中には誰もいないようなので、車をとめさせてもらって待つことに。

車から出て放牧場に近寄ると、馬たちもこっちに近寄ってきました。うわー、子馬もいるぅ。
そこへちょうど、2組の人馬が帰ってきたようです。先頭にいるのがオーナーの村中さんらしく、急いで下馬して私たちに近づいてきました。「ごめんねー」「いえ、こっちが早く着きすぎたんで」却って気を遣わせてしまった。村中さんが放牧場の柵に馬をつないだので、その馬の鼻面をなでてやると、すりすりしてくる。ほんとに人懐っこいなぁ。柵の中の馬たちも、「こっちもかまってー」と言ってわらわらと寄ってきて、ひととおりなでてやらないと満足しなさそう。「この子たち、なんでこんなに人に寄ってくるんですか?」「うちのペットだからねぇ、これは。うちの庭先で飼ってるようなもんだから」う、うらやましい。庭先で馬飼ってみたい…。
クラブハウスらしきさっきのプレハブのドアを開けてくれて、「こっちに入って待っててもらえますか。今乗ってた旦那さんが一休みしたら駅に送ってくから、その後で乗りましょう」。本当は馬と遊んでいたかったけど、お勧めにしたがってクラブハウスの中へ。

クラブハウスというか、人んちの居間という感じのところに靴を脱いで上がり、いま外乗から帰ってきた男性も交えてしばしおしゃべり。その方は大阪の社長さんだそうですが、出張で北海道に来ることが多くて、そのときは必ずここで乗っていくのだそうです。「あなたたちはどこから来たんだっけ? 普段はどこで乗ってるの?」と村中さんに聞かれ、「東京の、日の出…」と言い終わらないうちに「日の出乗馬倶楽部?」「はい、K村さんがよろしくって言ってました」「なんだ、早く言ってよー」日の出のスタッフK村さんは、北海道で競走馬の育成スタッフとして働くかたわら、ここにお手伝いに来ていたのだそうで、よく知っているらしいです。
しばらく話していて、村中さんはその男性を恵庭駅まで送っていくというので、馬と遊びながら待つことに。さっき外乗から帰ってきた2頭が、足元に落ちているクローバーの切り草を食べたくて前掻きを始めたので、拾って食べさせてみたり。ふたりとも満足したのか、その場でおしっこを始めましたが、なんだかポーズが見慣れない…あ、どっちも女の子なんだ。うちの倶楽部にはセン馬しかいないので、牝馬のおしっこスタイルを見るのが久しぶりなのでした。

20分くらいして、村中さんが帰ってきました(それくらい恵庭駅から近い立地なのです)。「じゃあ準備できてるね、出かけましょうか。ふたりともどれくらい乗ってるの?」「100鞍ちょっとです」ホントは140鞍越えてるけど…40鞍なんてちょっとよ、ちょっと。I野先生にも、「初めて行くところでは少しサバを読んだほうがいい」と言われているし。「ふたりとも同じくらい? でもやっぱりダンナさんのほうが少し力あるよね」「男性ですからねぇ」「じゃあ奥さん、こっちの馬ね」と、少し小さめ(いや、どっちも小さいには違いないが)の馬が当てられました。芦毛とも微妙に違うようだし、これは河原毛ってやつなのかな(粕毛かも)? 馬の体高は120センチ程度なので、踏み台なしでそのまま鐙に脚をかけて騎乗。ここもブリティッシュ鞍で、このほうが乗りやすくて助かる。「少しそのへん歩かせてみてね」と言われて、軽く脚を使うとゆっくり歩き始めましたが、小さく輪乗りをしていると、内方の脚を引きずっているような歩き方のように感じる。跛行か? と思いましたが、そうではなくて、これが側対歩(じみち)ってものなんだろうな。
つづいて相方も騎乗、彼の乗っている雪柳ちゃんは「ちょっとやんちゃな馬だから、わがまましたら脚でがつっと怒っていいからね」。それに反してすぐ止まりたがる私の和姫ちゃんについては、「動かなかったら、手綱をしゃくって怒れば言うこと聞くから」手綱をしゃくる? 前後にきゅっと動かすことを言っているのかな、と思ってそのように動かしてみると、ハミが当たったのが気に入らなかったのか、和姫ちゃんはちょっと尻っぱねをしました。「そうやると却って怒るから、こうしゃくるの」とジェスチャーする村中さんの手元を見ると、前後ではなく左右に動かしている。あ、手綱を首に当ててムチがわりにするような感じなんだ。言われたようにすると、おとなしく前に歩き出しました。よしよし。

「そっちの馬場に出ていいから、少し速歩やってみて」馬場と言っても、広大な草地を刈り込んだだけの、ラチも何もないところ。「林のほうには近づかないでね、馬がそこから何か出てくると思ってびっくりするといけないから」言われたとおり、その潅木林には近づかないようにして速歩を出します。最初は脚を入れても速歩にならなかったので、相方の後ろにつけてから脚で軽打すると、速歩になりました。わはは、側対歩の速歩ってなんかヘン。K村さんが「異次元の乗り物だよ」と言ってたとおり、自分の体が覚えてる速歩の反動とはまるで違う。
「側対歩、わかる? 同じ側の前肢と後肢が一緒に出てるでしょ、相手の馬見てみて」たいがいの馬は斜対歩で、右前と左後、左前と右後が対になって出ますが、どさんこは右前と右後、左前と左後が対になって出る側対歩。だから上下の揺れが少なく、長時間乗っていても疲れないと言われています。同じくらいの体型でちょこまか走る木曽馬の工事現場のような斜対歩の揺れに比べて、ぜんぜん辛くなくて「あら、あたしったら随分座れてるじゃない?」って感じ。
しかしよくつまづくな、この子。体高が低くて安定感があるから別にかまわないんだけど、「なんかよくつまづくんですけど」と村中さんに言ってみると「どさんこはそうなんだよねー」だそうです。つまづいた勢いで手綱をちょっと引っ張られるけど、ま、そんなのはうちのハイセイコーJRに比べればかわいいもんで、余裕で拳で持ちこたえられる。
「ちょっと乗っててね、準備してくるからね」と村中さんが自分の乗る馬を出しに行ったので、草馬場を適当に走らせます。すると、私の和姫ちゃんの横っ腹に雪柳ちゃんが突っ込んでこようとする。何するねん、と相方にガンを飛ばすと「行っちゃうんだよぉ〜」と相方。雪柳ちゃんは相当やんちゃなのらしい。

村中さんの馬の準備もできたらしく、「こっち来て」と呼んでいます。村中さん、私、相方の順で出発。正門からアスファルトの道を抜け、広大な草原の中のけもの道のようなところへ入っていきます。 ときどき速歩をいれますが、あまり長くは続けないみたい。どさんこは駈歩が出ないと聞くし、こんなのんびり外乗も趣が違っていいなぁ。でも早速ですが、座骨が痛い…(笑)。
とうきび畑を抜け、膝くらいの高さの月見草(たぶん)の群生する草原へ。一応道はついているものの、幅20センチもないような狭さで、地面はほとんど見えません。馬から見たら、ちょうど鼻先に草があって、おやつの中を歩いているようなもの。歩きながらばくばくつまみぐいしています。立ち止まったりしないところが、常習犯だな。そこで「速歩するよー」。速歩で草原を抜けると、「走ってれば食べないでしょ? 」と村中さん。なるほどね。
「どさんこは速歩のとき、舞妓さんみたいに外に足先を出すんだよね、分かる?」と言われて村中さんの馬を見ると、微妙にX脚っぽい形で、爪先だけが外に向かって軽く跳ねる感じ。「あはは、女の子らしー」「これで衝撃を外に逃がすから、反動が少ないんだよね」。

だんだん山道っぽい林の中に入っていきます。ここは昨日行った2個所ほど道が壊れていません。馬も何があろうが気にしない馬だし。村中さんがいろんなことを話しかけてくれるので、しゃべりながら乗るんだけど、外乗ってこれくらい気を抜いて乗ってていいんだよな。
ゆるい上り坂で速歩、今回はちょっと勢いあるな。先頭の村中さんはこっちを振り返りながらもどんどん走っていて、とにかくついていかなきゃ。と、馬の反動が変わりました。あれ、駈歩してないか?どさんこは駈歩しないんじゃないんだっけ、と思ったけど確かに駈歩だし、村中さんの馬も駈歩の歩様になっている。でもそう思ったのはほんの10歩ほどで、すぐ速歩に戻りました。
坂を上りきったところで常歩に落とすと、村中さんが私に「駈歩出た?」と聞きます。「はい、ほんの一瞬ですけど」「その馬ね、一番駈歩出にくいんだ。まぁ一番どさんこらしいんだけど」ちなみに、後ろにいた雪柳ちゃんはすぐ駈歩になったそうです。

林の中を進むと、川の水音が聞こえてきました。そうだよ、川渡りコース申し込んでるんだから、川にいかなくちゃ。
下りの道が続き、川に近づいているようです。橋の下のコンクリート道に入ると、蹄鉄の音が響くし、上から車の音もするしで、サラなら絶対に入らないようなところだけど、どさんこ達は意に介するふうもなく、ずんずん歩いていきます。
すこし水溜まりになっているところに踏み込むと、がくん、と和姫がつまづきました。今まで何度もつまづいてるけど、今のは大きかったな、我ながらよく落ちなかった。K村さんが「どさんこって簡単に落馬するから」って言ってたのはこのことか。後ろの相方に「今何が起きてた?」と聞いてみると、「なんか板みたいなの踏んで滑ったみたい」。それで思ったのだけど、どさんこって怖がらないし足元が丈夫な代わりに、足元あんまり見ないし、ちょっと注意力とか欠けてるかもしれない。自分がびっくりしたことにさらにびっくりするサラなんかに比べたら、かなり安全だけど。でもこれ、川に入ってからやられたらイヤだなぁ…えーと、着替えは持ってるよな。

いよいよ川に入ります。浅いところから水に踏み込むと、「水飲むんじゃない?」と村中さん。「飲ませていいですか?」「いいですよー」手綱を伸ばすと、首を下げて水を飲み始めました。ついでに川へりの草もつまんでいる和姫ちゃん、この食いしんぼめ。
「じゃあ行きましょうか」いよいよ、水の中へ馬を進めます。馬はまったく躊躇せず、がぼ、がぼ、がぼという感じの音をたてて川を上っていきます。川は流れがあるから、真横に横切るのはちょっと大変なので、斜めに上るようにして渡ります。なんとなくだけど、水底に石がごろごろしているのを感じる。「いきなり深くなってるといけないから、後ろついてきてねー」たまーに、後ろをついてきている雪柳ちゃんの脚で跳ねた水しぶきが、私の脚にかかったりします。「ちょっと今日は水かさ多いね」村中さんはふつうのゴム長(「ゴムちょう」ではなく「ゴムなが」)で乗っているけど、なるほどあれが正解なわけだ。私は体格が小さいからそうでもないけど、足が長い人が真面目にチャップスなんか着けてると、濡れちゃってしょうがないかも。

川岸が近づいてきました。岸にあがるとすぐ、高さ80センチくらいの土手が立ちはだかっていて、それを上らせなければいけません。かなりの急坂なので、障害を飛ぶ瞬間くらいに前傾して上らせると、1歩目は慎重でしたが、2歩目からさきは「えーいっ」と勢いつけて上ってくれました。その土手をまた下らなければいけませんが、下りはどさんこといえども慎重でした。
また林の中を速歩でしばらく行くと、かなり広い道に出ました。「この先は自衛隊の演習場だから、入ると怒られるんだ。ここから折り返して、また川を渡って帰ろうね」と、また林の中へ引き返します。 また川へ戻ってきました。今度はあの土手を上り、下ったらすぐ川へ入ることになります。上る方はそんなに問題なかったのですが、下りのほうが急だし、ちょっと濡れててイヤかも。「斜めに下りるといいよ」と村中さんに言われて、そりゃ人間だってそうするな、と思って馬を斜めにすると、がんばって下りてくれました。
またがぼがぼと水に入り、今度は流れを下るようにして川を渡ります。しばらく行くと、「先に行っていいよ」と、村中さんが後ろに引っ込みました。先導なしで、好きに歩かせようとしてくれているようです。ちょっと不安ながらも、川歩きを楽しむことにしました。馬の方が慣れてるわけだし。危ないほうに行きそうになると「そっち深いよー」と村中さんが声をかけてくれるので、まったく問題なく進めました。どんどん進んでいると、「あそこから上がるよ」あ、もうそんなところまで来ていたか。

川から上がり、もと来た道を帰ります。帰りにもぼりぼりつまみ食いしている和姫ちゃん、速歩いくってば。速歩を出しながらも草から口を離そうとしなかったので、勢いあまって1メートルくらいの高さの草が根っこごと抜けてしまいました。そんな大きさの草を走りながら食べられるわけないので「もう諦めなさいよ」と言っても、草をくわえたままでどうしたらいいか悩みながら走っているみたい。ようやく諦めたのか、名残惜しそうにその草を落としました。この子絶対、外乗のことをおやつタイムとしか思ってないな。
帰りにも少し駈歩をするところがありましたが、行きにも増して駈歩になりにくかったので、3歩くらいかな? 駈歩かなー、と思ったらすぐ速歩に落ちました。
速歩で林の中を進むと、和姫ちゃんがしきりに首を振り始めました。ちょっと手綱がきつかったかな、と思って1センチだけ譲りましたが、それは関係なかったみたい。なんか虫でも顔についてるのかな、と思って、手を伸ばして馬の前髪を何回か払ってやると、首を振るのを止めたので、そうだったみたい。こんなことがしてやれるのも、小さい和種ならでは。

アスファルトの道にはいり、放牧場が見えてきました。このあたりはもう、常歩で。2時間の外乗ははじめてだったけど、思ったより疲れなかったし、何より楽しかった。堪能しました。
敷地内に入り、下馬。和姫ちゃんと雪柳ちゃんはまた放牧場の柵に繋がれます。「今日は何時の飛行機で帰るの?」「最終です、夜の9時すぎです」と答えると、「ゆっくり遊んで帰るといいよ」と、放牧場に入れてくれました。
放牧場に入った相方と私に、すぐさま寄ってくる馬たち。遠巻きに眺める子なんて1頭もいなくて、みんな好奇心むき出しで私たちに寄ってきます。ふつうの馬が「いやぁん、知らない人」と言って警戒するとしたら、この子たちは「わーい、知らない人だー」って言ってるとしか思えない。私の胸元に鼻をくっつける子、その子と私の間に割り込もうとする子、ふと背中を叩かれたと思って振り返ると、それも馬の鼻先だったり。私のヘルメットに鼻を突っ込もうとする子、チャップスのマジックテープを珍しがって遊び始める子もいます。カメラを向ければ「それは何?」と言って鼻先をくっつけてくるので、わけの分からない写真になってしまうし、ほんとに君たち警戒心ってものがないのね。
ひととおり馬たちに触りたおされたあと、村中さんが「”タネ”見せてあげようか」と言います。K村さんの話では、ここでお手伝いをしていたとき、村中さんとは別のスタッフさんに「競走馬の乗り役さんは、うちの馬なんかじゃ物足りないでしょ」と言って”タネ”(=種馬)に乗せられたんだとか。種馬は他の馬より力もあるだろうし、気性も強いものだよなぁ。「それは僕のいない時だったからねー」と村中さんは笑っていました。
ちょうどもう集牧の時間で、「こっち来て」と種馬の馬房を抜け、放牧場へ。1頭で放牧されている種馬、ここで生まれた子なんだそうです。馬房と放牧場はつながっているので、村中さんが追い立てるようにして馬房へ入らせます。さすがに他の馬たちと違って人なつっこい様子はないし、こっちもちょっと腰が引ける。セン馬たちと違い、首の肉が盛り上がって立派なのが印象的でした。

ものはついで、というか、他の馬たちの集牧にも付き合わせてもらえました。集牧と言っても全ての馬を馬房に戻すわけではなく、子供と母馬だけ。ほかは「掃除がめんどくさいから」、放牧場でそのまま夜を過ごすんだとか。どさんこというのはもともとが、雪の中に放置されて生き延びた種類だと聞くから、そのくらいは平気なのでしょう。
どさんこはたくさんボロをするのだそうで、確かに馬房の中もボロだらけだけど、良く見ると放牧場だってボロの海。ボロが土に還った上からまたボロ、って感じで、これはダメな人には全然ダメかも。牝馬たちの馬房に行くには、イヤでもボロの海を踏み越えていかなくちゃいけないんだけど、何とも思わずに踏みつけている自分がいました(笑)。馬乗りをしばらくやってると、ボロの匂いとか全く平気になっていくから不思議ですよね、と言い訳しておく。
馬房は広いのですが、「数が少ないからね、2頭一緒に入れるの」ということで、相方が乗った雪柳ちゃんは、彼女のお母さんと一緒の馬房でした。私の乗った和姫はその隣の馬房に入っていましたが、彼女はひとり。「和姫はね、生まれて4ヶ月くらいでお母さんが死んじゃったから」ということ。「繁殖用の馬と、乗馬用と役割を分けてるの。和姫は鞍付け(調教)をはじめてみたら、あんまりおとなしいんで、これは繁殖にしないで乗馬にしちゃったわけ」。

しばらく遊ばせてもらいましたが、村中さんは集牧のあと飼いつけや何やと忙しそうだったので、そこでおいとますることにしました。なんか、馬が大好きな遠縁のおじさんのうちに行って遊ばせてもらった、という感じです。木曽馬に乗ったときも思ったけど、和種はおとなしくて安全で、かわいい! この旅行のなかで、一番無心に楽しめた外乗だったと思います。今度は4時間コースで行きたいなー。

外乗中
最後尾の相方が馬上から撮りました。
よく見ると手前に雪柳ちゃんのたてがみが。




川渡り
これからこの川を渡ります。そのまえに水分補給…
って和姫ちゃん、何おやつ食べてるの?




外乗中
左はとうきび畑。家畜用だからおいしくない、というので
「ああ、デントコーンってやつですね」と言うと、
「何で知ってるの?」と驚かれました。
『動物のお医者さん』で、なんて言えない(笑)。





こども軍団
こども軍団。真っ先に寄ってきたのはこの子たち




どさんこ軍団
放牧場の中に入って、セン馬軍団のおもちゃになった私。
人を警戒するということを知らない、しあわせな馬たち



どさんこ軍団
で、これが”タネ”。なんか雰囲気違ってて
さすがに触れなかった

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