←186鞍目 187鞍目・腰、脚、手綱
(2004.5.1 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
188鞍目→
今日はさすがにGWということもあってか、午前中は予約が多めだったので、午後13時と16時の予約にしました。でもいつもどおりの時間に倶楽部に行っちゃうんだな、これが(笑)。
今日の配馬は13時がジュンヨー、16時がアルフォンス。というわけで12時半ごろ、ジュンヨーの馬房に向かいます。

いつもどおり、ジュンヨーの馬房の中に声をかけてから装備品を揃えていると、やっぱりジュンちゃんは「何してるのかなー」と私のほうをじーっと見てる。
揃え終わってから、無口と引き手を持って馬房に入り、鼻面を寄せてきたジュンちゃんに無口をかけて外へ。馬繋場に繋いで蹄の裏掘りをして、ブラシをかけます。ジュンちゃんは今日これが最初のお仕事なのですが、また右半身がオガだらけになってる。いつも右を下にして寝てるんだろうな。
後肢にバンテージを巻き、装鞍。この子は馬装に全然手がかからないので、早めに終わってしまいました。前のレッスンが終了し、馬繋場が混みそうなので、早めに馬場に出ることにします。

馬場に出て、O先生に踏み台を持ってきてもらって騎乗。おえ、なんだこの手綱。「O先生、この手綱ひどいです」「え? あぁ、薄くなっちゃってますねぇ…(と引っ張ってみて)、でも縦糸がしっかりしてるから、いきなり切れることはないですよ。このレッスンの間頑張って」ある意味では手綱を引っ張らずに乗る練習にはなるかもしれないが(笑)、ちょうど手で持つところが擦れて薄くなっている。手応えなくてなんかやな感じだわー。いきなり切れたらどうしよ。
今日の部班はロゼッタ、相方とコスモ、私とジュンヨーの3頭。馬場に3頭が揃ったので、指導のO先生に「ジュンヨー先頭で行きましょう」と言われ、常歩で蹄跡に出ました。あとにコスモ、ロゼッタと続きます。
あぁ、今日のジュンヨーはそんなに軽くないな。日の出ではかなり軽めの子なんですけど、割と体力ないので、使い詰めだとすぐ重くなる。連休だしな。

「気をつけ、はやあーし」ちょっと半減却を使うと、すぐ速歩になりました。いつものようにすったかたったーという速歩ではないけれど、軽速歩で前に出すのは全然苦労しません。
ジュンヨー比では今日は重めだけど、それでも後ろについてくるのが腰の悪いコスモと足の遅いロゼッタのじじいコンビだから、ときどきは振り返って後ろとの距離を気にしながら走ります。
後続がついてこない場合、先頭ができることは馬を控えるか、蹄跡を大回りすることだけど、できれば前者はやりたくない。この子控えにくいから。というわけで、できるだけ蹄跡を大回り、隅角はきっちり回らせるようにします。隅角ではいちいち内方脚を使い、外方脚と手綱で抑え、内方の手綱はわずかに控える、と。うまくできるときはできるんだけど、右手前では特に馬が固い。普通の馬なら隅角でこれだけのことをやれば、内方姿勢らしきものをやってくれるんだけど、ジュンヨーの場合は体が湾曲しないまま、私の内方脚を支点にしてかっかっかっ、と横から見たシーソーのように向きを変える感じ。ほんとに棒っきれだなぁ、この子。これはこれで面白いが。

速歩で順次に巻き乗り、各個に巻き乗り。「巻き乗りのときは、手綱から曲げようとしても曲がらない馬もいますからね。いいですか、方向転換の扶助の順序は、腰、脚、手綱です。そうすれば例えば、KYOKOさんが得意な右手前でも」あのー先生、確かにジュンヨーの右手前で巻き乗りできませんでしたけど、もう許してくださいって(泣)。「…うまく巻くことができますよ」。
そのアドバイスを受けて、各個に巻き乗り。う、しかも右手前だ、キンチョーするぅ。また曲がれないですたたたーと蹄跡行進しちゃったらどうしよ。腰、脚、手綱ね。まず内方の座骨で方向を教えるんだな。内方の座骨で推して、その流れで内方脚を使い、外方をわずかに控えて半減却もどきを使ってから、内方の手綱を軽く控えます。お、お、お、ちゃんと曲がっていくじゃん。あれー、これなら手綱いらないかも。
蹄跡に戻るところで、「KYOKOさん、もう1歩」と言われます。えーと、えーと、「蹄跡に戻るまで、もう1歩脚を使うってことですか?」「そうです、後肢が蹄跡に入るまで」あぁ、前にもそんなことを言われた気がするな。

常歩に落としたところで、「では無理はしなくていいですから、鐙を外して。あ、鐙ごと取り外すんじゃないですよ」取り外すのはイヤです…(あとでN子先生に「学生とかはやるよ、鐙レス」と簡単に言われてしまいました。絶対やだ)。
鐙を脱いで常歩、「足をだらーんとさせて」と言われて、ただ座ることに専念します。そこから「脚をじわーっと圧迫する感じで、焦らないで速歩出してみましょう」ということで、脚を徐々に強くしてみますが、ジュンちゃんの反応がニブい。あれー、普段のジュンちゃんだったらこれくらいで簡単に速歩になるはずだけどな。
仕方ないのでちょっと半減却を使ってみましたが、うまくいかないので、かるーくふくらはぎで蹴ってみたら、ようやく速歩になりました。やっぱ今日のジュンちゃん重いな。そのまま鐙上げの速歩、ジュンヨーは横向きには体の固い馬だけど、飛節だか球節だかは固くないらしい。鐙上げでも座るのはそんなに辛くない。でもときどき左右のバランス崩して、外方に座っちゃったりするけど。ごめんねジュンちゃん。
鐙を履いてみると、鐙上げのあとって急に鐙が短く感じるから不思議だよなぁ。

「順次、列へ」で、馬場の中央に馬を並べて整列。「まだ終わりじゃないですからね(笑)。では1頭ずつ駈歩しましょう。ジュンヨー、左手前で蹄跡へ」言われたとおりに蹄跡に出ようとすると、O先生が「ちょっと重いかもしれないから」と短鞭を取りに行って渡してくれました。
1頭で蹄跡に出ると、馬も雰囲気で「行かなきゃ!」と思うらしく、何もしてないのに速歩になってしまいました。そうじゃないって、といったん止めようとしますが、こういうふうに出た速歩ってなかなか止めにくいんだよね。「ジュンヨーは速歩からだと難しいですから、常歩に落としてからいきましょう」。
常歩から内方の拳を少し控え、半減却を使ってから(いや、使ったつもりという程度)発進すると、駈歩が出ました。しかもこの駈歩、ジュンちゃんの駈歩にしてはずいぶん穏やか。ジュンちゃんの駈歩って、わりと勢いで前に出ていく感じのする駈歩なんですが、今はすごく馬場っぽい感じで座りやすい。しかもさっきの鐙上げの効果か、膝をちゃんと伸ばして足を長く使えている気がする。なんかすっごくいいぞ。
3周くらい駈け、砂の深い鏡の前で速歩に落ちてしまいました。そこでもう一度駈歩発進しますが、今度は速歩になる。止めて駈歩発進をしなおしますが、やっぱり速歩が出る。こうなると駈歩がどんどん出にくくなるばかりだということで、駈歩は終了となりました。

1頭ずつ駈歩を終え、ふたたび軽速歩でしばらく走ります。駈歩のあとだから少しひっかかるかな、と思ったのですが、やっぱり今日のジュンヨーは少し重めらしく、落ち着いて走っている感じ。
時間まで速歩と軽速歩をして、この時間は終了しました。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)

←186鞍目 188鞍目→

乗馬日記トップへ / トップページへtop