←89鞍目 外乗・闇夜の大暴走
(2002.9.21 千葉・サンシャインステーブルス)
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テキサス
この日の騎乗馬、テキサス。本名はEL TEXAS TORO。
前夜にろくな写真が撮れなかったので、翌朝撮影。
この深いウェスタン鞍に助けられたとも言えるな
今日はネット仲間の馬友達と相方含めて8名で、サンシャインステーブルス主催のムーンライトトレイルに参加。サンシャインの外乗は海辺を駈けられるのが売りですが、その中でもムーンライトトレイルは夏の間の満月の日にだけ行われる、夜間外乗の企画です。月夜の砂浜を外乗、素敵じゃないの。
前日までは天気が良かったのですが、当日は薄曇り。ときどき日が差しているけど、月を見るのは難しいかもなぁ、と思いつつ、車でサンシャインへ。九十九里名物のいわし料理を食べて、サンシャイン入りしました。ここへ来るのは2度目ですが、今日は宿泊もここ。トレイルは18時からですが、だいぶ早く着いてしまいました。

18時前、現地集合のメンバーも揃い、他のグループも揃って、総勢12名の参加者がクラブハウスに集まりました。指導員のKさんが「出欠とりまーす」とやってきて、12名を6名ずつ2班にグループ分けしました。「ついでに馬配もやっちゃうね」ということで、ここで騎乗馬が決定。私たちのグループはサンシャイン経験者が多いので、どの馬に当たっても誰かにアドバイスがもらえたりします。私は先発班で、馬はテキサス。みんなが一様に「良かったね!」そう、テキサスはもっとも乗りやすくて安全な馬という評判なのです。
それぞれの馬のクセや注意事項が告げられ、テキサスは「ちょっと反動高いけど」「大丈夫です、反動高い馬にばっかり乗ってるから」「まぁ高いって言っても、普段みなさんが乗ってる馬に比べれば大したことないと思うよ」モンブランで鍛えてますから、問題ないでしょう。それから全員に対して、「今のうちに注意しとくけど、夜は馬も見えにくいから、すごくみんなに頼ってくると思う。ちゃんと馬を誘導してあげてね。馬同士をあんまり離さないように」すると社長のほうからも、「最初の駈歩は、馬も気合いが入ってだーっと出ちゃうから、ちゃんとコントロールしないとダメだぞ」という話。
先発班はすぐに騎乗になるので、メットをつけてクラブハウスの表に出ると、もうすっかり日が暮れていました。砂浜に出れば目が慣れるだろうとは思うけど、想像以上の暗さに、にわかに怖くなってきました。雲で月が見えるとか見えないじゃなく、月が隠れるとこんなにも暗いんだ。本当なら満月の夜だから、晴れてさえいれば月がこうこうと明るかったはずなのですが。

馬房の前で待っていると、次々とウェスタン鞍をつけた馬が引き出されてきました。「テキサスどの子ですかー」「テキサスまだだよー」他のメンバーが騎乗して行く中、最後に引き出されてきた金髪の馬がテキサスでした。「この子ですか?かわいー」
スタッフの方に馬を押さえてもらい、騎乗。「手綱持たないでね」ハミ引っ張っちゃダメってことかな。すると今日はハミもウェスタンだろうか。ここの馬はおおむね体高が低めなので、踏み台なしで左足を鐙にかけ、鞍のホーン(前橋についている角のような部分)をつかんで騎乗します。
乗ってみると、高さは大したことないけど横幅はどっしりした感じで、大きく感じます。鐙の長さを合わせてもらっていると、テキサスがとことこと前に動き出しました。「馬ちゃんと止めて!」と社長さんに言われ、止めようと思って手綱を引いたのですが、ウェスタンのハミは効きが良すぎるらしいから、あんまり引っ張ったら嫌がるんじゃないか、と思って軽くにとどめておきました。一度は止まってくれたのですが、手綱をリリースしたらまたずるずる動き出します。「馬止めなさいって言ってるだろう、ちゃんと止めて!」とほとんど怒られるような勢いで言われて、えーそんなに怒らなくたって、と思いつつ、「ブリティッシュと同じ手綱でいいんですか?」と聞いたのですが、「いいから、ちゃんと止めなさい」どれくらい引くものかとか、ちゃんと教えて欲しい…
ともかく他のスタッフさんに鐙を直してもらって、「どう、立てる?軽速歩できる?」そうだ、ここって軽速歩やるんだったっけ。一応鐙の上に立ってみて、少し長めかなと思ったけどウェスタンは長めなものだと思い、「できると思います」「鐙深めに履いてね、ブリティッシュのブーツは脱げやすいから」馬場に出て、常歩を始めます。

まったく照明のない馬場に出ると、本当に暗い。白い馬は視認できるのだけど、黒い馬だと闇にとけ込んでしまい、ちょっと離れると見失いそう。一列で出るだろうけど、自分の前が白い馬だといいな。
「常歩ばっかりじゃなくて、自分で速歩なり軽速歩なりやって慣らしてねー」と声がかかり、速歩を出そうとしますが、テキサス意外と重い。舌鼓したり、軽く蹴ってみてもなかなか速歩になりません。初めて乗る馬だから、どれくらい蹴っていいものか分からなかったんですが、他に軽速歩をしている馬の後ろにつけて蹴ると、速歩が出ました。
軽速歩をとってみると、まぁとれなくはないんですが、ちょっと立ちにくいかも。速歩にしてみると鐙が外れやすかったので、鐙を一穴短くしたいと思ったんですが、ウェスタンの鞍のつくりを知らないので、自分で鐙が直せない。馬房のそばにいるスタッフさんのところに寄っていき、「すみません、やっぱり鐙一穴短くしたいんですけど」と言って直してもらいました。直してもらいついでに、木の枝で作ったような鞭を渡されます。

先導馬に乗ったKさんが出てきて、馬の順番を指示しはじめました。私は相方の乗ったランボーの後ろ。ランボーさんは前回来たときに私が乗った芦毛の馬で、あんまりスピードは出ないし、白くて目立つから楽かも、と少しホッとしました。その順番で馬場を常歩1周くらいしてから「やっぱり入れ替えよう」ということで、順番変更。先導馬を含めて4番騎、ランボーの前になりました。前になった馬が鹿毛なので、黒くて見にくいよぅ。
「じゃあこのまま外に出るよー。目が慣れるまで常歩で行くからね」ということで、馬場をあとにして、後発班に見送られて海岸に出ます。
サンシャインから九十九里浜までは、草むらを抜けるとすぐです。砂浜には、本当に明かりがありません。少し目が慣れてくると、草が黒く、砂が白く見えるので、白いところを選んで歩けばいいことが分かりました。そうすると、前の馬が白いと砂浜にとけ込んで見えづらいので、前の馬は黒い方が良いってことになるな。
波打ち際に出るまでは、少し起伏のある草原。今日は先導馬を含めると7頭もいるので、「後ろまで指示が聞こえないと思うから、後ろに送ってってねー」それ以降、前から後ろへの伝言ゲーム開始。「自分の前後に何かあったらすぐ前に言ってね」「何かあったら前に伝えて下さーい」「何かあったら言ってってー」私の知る限り、伝言に大きなミスはなかったようです。

波打ち際に出ると、「ここから速歩行くからねー」「速歩でーす」「速歩ー」と、伝言が最後尾に伝わったころ、先導馬から速歩になりました。つられて速歩になるかと思ったのですが、テキサスは自分からは速歩をしようとしません。何度か蹴って、ムチを入れると速歩が出ました。
速歩になると、テキサスはわりと速いみたい。少し押さえ気味にして、軽速歩で波打ち際を走ります。後ろのランボーはスピードの出ない馬なので、ちゃんと追いついてきているかと思って振り返ってみると、ちゃんとついてきてるじゃん。やっぱ男の人だとよく動けるんだな。
テキサスは波のくるところが嫌いなのか、少し避けて走っているよう。2頭前を走るローディ(だったと思う)は、もっと波が嫌いらしく、横走りに波を避けて隊列を離れようとします。
「ほーら、ちゃんと手綱張って、誘導してあげてって言ったでしょー」ローディがそんなことを言われている間、テキサスが後肢でつまずきました。大きめにつまずいたので、馬もびっくりしたかもしれないが私もびっくり。馬場なら大したことはありませんが、ここは何しろ闇夜の海。「オーラ、オーラ」と馬を落ち着かせる呪文を、馬だけでなく自分にも言い聞かせます。
以前、日の出乗馬倶楽部の馬、ロッキーがつまずきやすい原因を聞いたら、「マルタンがきつくて走りにくいんだろうな」とI野先生がおっしゃっていたことを思い出しました。もしかして手綱を張りすぎてテキサスが走りにくくなっているのかもしれない、と思って、手綱を2センチだけゆずってみます。そのあとは、つまずくことはありませんでした。

「ここからゆっくり駈歩行くよー」前回の経験から、ここの馬は前の馬が駈歩を出せば、自分も駈歩になることは分かっています。先導馬が駈歩になり、つづいて前の馬が駈歩になったので、テキサスのお腹を軽打すると駈歩が出ました。う、やっぱり闇の中での駈歩は怖い、何も見えない。思わずホーンにつかまると、手綱が操作しにくい。ララミー牧場で乗ったときと同じように、鞍の前にはみ出している毛布をつかんでみますが、今度は逆にホーンが邪魔になってつかみにくい。
しかもテキサスったらちょっとかかり気味で、前の馬のお尻に追いつくと、横に並ぼうとします。ひー、追い抜くなんてやらないでよ。最初に社長に言われた、「最初は抑えて行け」というのを今頃思い出して、ちょっと手綱を控えます。
しばらく駈けて、常歩に落とします。あぁ怖かった。

常歩のときは少し気持ちにも余裕があります。波頭の白さだけがくっきりと見えました。月はと見れば、空一面に雲がかかっており、中に一点ぼぅっと明るい所があるので、その辺りに月があるということが分かる程度です。
再び速歩の指示が出て、頑張って走らせます。しばらく走ると、「駈歩いくよー」の指示。今度は最初から抑えて行かないと。前の馬が駈歩になったので、テキサスも腹を軽打して気合いを入れると、首が上下してぐんとスピードが出ました。が、歩様が駈歩と違う。けっこう反動があるので駈歩が出たように思っていたのですが、馬の肩を見ると速歩のようです。すごく速い速歩(あるいは伸長速歩かも)にはなっているようですが、駈歩になっていない。気がつくと、前の馬との距離は10馬身以上になっていました。後ろの相方から「頑張れ、頑張れ」と言われ、ちょっと焦って舌鼓や声も使って気合いを入れます。さっきちょっと怖かったのでホーンにかけた手を離せずにいたのですが、それで手綱を引っ張りすぎているかも。そうだ、私が抑えすぎてるからテキサスが首を使えず、駈歩が出せないんだ。
そう思って、手綱をすこし譲ってテキサスの腹を蹴ったのと、相方が先導馬に待ってもらおうとして「4番遅れてまーす!」と聞いたこともないような大声で怒鳴ったのが同時でした。
その瞬間。
ぐわっ、という勢いで駈歩が出ました。駈歩が出た、と思った次の瞬間、これはやばい、と血の気が引きました。このスピードは尋常じゃない。しかも、駈歩ならタタタン、タタタンという3拍子のはずなのに、ドッ、ドッという一拍子、これは襲歩だ。ものすごいスピードで前の馬のお尻が迫ってくる、あそこまで行けば止まってくれるだろうか。
前の馬を並ぶ間もなく抜き去ってしまい、せめて先導馬のところで止まりたい、と思ったのですが「ブレーキ、ブレーキ!体起こして!」と叫ぶKさんの影も声も、一瞬で後方に流れていきます。ダメだ、馬がパニックしてる。前方はひたすら闇。後ろで何か言ってるみたいだけどもうそんなの聞こえない、視界も狭くなって前方15度くらいしか見えず、もう誰も止めてくれない、自分でどうにかするしかない。手綱を引っ張るにも、恐ろしくてホーンから手が離せず、手綱が思うようにコントロールできません。馬がかーっとなっている今の状態では、ハミをかけると余計走ってしまうかもしれない。
パニックになった頭の中によみがえってきたのは、前にここに連れてきてくれたIronさんが「ここで襲歩出ちゃったことがあるんだけど、あそこの堤防まで行けば止まるはずだと思って」という体験談や、日の出乗馬倶楽部のママさんの「私も外乗で”やってしまったー…”と思ったことがあるのよ」という話、そして日の出のインストラクターK野さんの「もっと後ろ、もっと後ろ」という声。
そう、体起こして座るんだ。とにかく落ちないために。やはりホーンから手は離せないものの、馬を刺激しないように鞭を捨て、上体を後ろにできるだけ倒し、脚を前に出します。するとちょっとだけですが、スピードがゆるんだように感じました。目の前にちょっとした起伏が見え、あれをこのスピードで超えると下りが危険だと思い、起伏を回避する形で海側の手綱を張り、丘側へ誘導。うまく曲がってくれて、丘に少し登りかけたところで勢いが落ち、止まりました。

「テキサス大暴走したね、大丈夫だった!?」
おそらく他の馬がつられないように慎重に誘導してきたのであろうKさんが追いついてきたときも、まだ一言も声が出せず、膝が震えていました。「大丈夫?」と何度か聞かれ、やっと「ケガはないですけど…気持ちが大丈夫じゃないです」と答えました。闇の中の暴走の恐怖から解放された頭で考えたのは、”やばい、あたし2度と駈歩が出せないかも”ということでした。
追いついてきた相方は、自分が怒鳴ったことで馬がびっくりしたのだと罪悪感を覚えていたらしく、必死で「大丈夫?」と聞いてきました。あとで聞くと、この恐怖で2度と馬に乗らないと言い出すのではないかと思ったくらい、競馬並のスピードで駈け去っていったのだそうです。
後から考えたことですが、テキサスが駈歩を出す気になっていたのに私が抑えすぎて、テキサスがかかってしまったことがひとつ、前の馬との距離が離れすぎて、群れる動物である馬に「置いていかれる」恐怖を感じさせてしまったことがひとつ。そこへ私と相方が同時に気合いをつけたようなものだから、彼としてはパニックを起こしても当たり前だったのです。

馬を返し、サンシャインへ向かって歩き出します。
「ギブアップの人いる?」というKさんの問いに、「ギブアップしたいかも」とつぶやくと、相方が「そういうことはちゃんと聞こえるように言っとかないと」と言うので、もう少し大きな声で「駈歩だけはギブアップしたいです」と言ってみました。Kさんが振り返って、「テキサス?そうだよね、ゆっくり行こう。この先駈歩なしでいくよ」しばらくは常歩で行きます。
コンクリートの道に上がり、これを踏み外すとえらい目に合いそうなので、端に寄って行きたがるテキサスを、手綱で壁を作って行かせないようにします。
テキサスの常歩はかなり遅く、常歩では前の馬から遅れてしまいます。「帰りは馬も早く帰りたいから、馬の間を空けちゃダメだよ、距離を保って」さっきテキサスがぶっ飛んだ要因のひとつは、馬間距離の空けすぎということは分かっているので、私としても前の馬に置いていかれるのはイヤ。常歩の歩度を伸ばしても無駄のようなので、少しだけ速歩を出して追いついてみることに。あれだけ駈けて落ち着いたのか、テキサスはなかなか速歩になってくれません。舌鼓と脚で速歩を出させましたが、前の馬に追いつかないうちに「このへんでいいよね?」という感じで勝手に常歩に落ちます。まぁ、走られるよりはいいけどさ。

「帰りは馬が行きたがるから、ちゃんと抑えてね、速歩でゆっくり行くよ」
軽速歩で、あまり追わないようにして走ります。うん、軽速歩ならなんとか行けそう、怖くない。わりと平坦な道なので、安定して軽速歩で行けました。
しばらく軽速歩で走って、だいぶサンシャインに近くなってきたかなと思ったとき、「ここからゆっくり駈歩出して行きます」という指示。えっ、大丈夫か私。「ゆっくりだからね、抑えて行かせないようにして」前の馬が駈歩を出すと、簡単に駈歩になりました。速歩では大丈夫だったのですが、駈歩になるとやはりかかってしまうのか、前の馬を追い抜こうとします。「抜くなっ」と低く厳しい声をかけ、手綱を控えると、素直に前の馬の後ろにつきました。あ、私今ホーンつかんでないや。このスピードならホーンを持たないほうが、ちゃんと馬のコントロールが出来て怖くないみたい。
馬の首の動きに合わせて拳を前後しますが、そうすると追うことになるかなぁ、と思って動きを控えめに。前方のKさんから、「拳を、握る、握る、ゆるく。握る、握る、ゆるく。抑える、抑える、ゆずる」なるほど、この3拍子は非常に分かりやすい。今までは2拍子で、抑える、ゆずる、抑える、ゆずるとやっていたんですけど、3拍子なら抑えがより効きそうだし、リズムもとりやすい。
後ろの相方から、「さっきあのスピードで落ちなかったんだから、大丈夫だよ」と声がかかります。だいぶ気を遣っているらしい。
闇の中では、前の馬が速歩なのか駈歩なのかも判別できず、勘とKさんのかけ声で判断するしかありません。それでも馬のほうは分かっているようで、前が駈歩から速歩、常歩へ落ちると、テキサスも常歩になりました。
駈歩ができたということが、自分の気持ちのリハビリになりました。たぶんもう大丈夫。

だいぶサンシャインに近づいてきました。
「ここから起伏が多いから、上りは前傾、下りは体起こしてね。テキサス、行き過ぎないように抑えて」テキサスは起伏の上りで勢いをつけたいのか、自分で勝手に速歩になるのを、手綱を控えてゆっくりいかせます。前の馬は常歩で上るのに、やっぱりテキサスはちょっとかかり気味なのか、もともとこういう馬なのか。下りはテキサスも怖いのか、慎重な常歩になります。
かなりでこぼこした道を、前傾したり体を起こしたりしてバランスを取りながら行きます。このへんが苦にならず出来るのは、障害をかじったおかげかな。やっといてよかった。
前に来たときは、こんな起伏はなかったと思うので、上級者コースなんでしょうか。

「ここを抜けたらもう着くからね、おいしいバーベキューが待ってるよ。最後まで気を抜かないで頑張って」というKさんの声を、「バーベキューが待ってるから最後まで頑張れって」と後ろに送ると、後ろでは「家に帰るまでが遠足でーす」とか言ってる…どういう伝言だよ、そりゃ。
草むらを抜けると、クラブハウスの明かりとバーベキューの炎が見えました。なんか、黄泉の国から生還した気分。
クラブハウスの前で「お帰りー」と出迎えてくれたメンバーに、「生きてみんなに会えないかと思ったよー」冗談めかして言ったけど、けっこう本音。下馬してみると、まだ手が震えていました。

後発隊が帰ってくるのを待って、サンシャインが用意してくれたバーベキュー開始。ウェスタンらしくタコスやスープ、もちろん肉やソーセージ、締めの焼きリンゴもうまかったぁ。
他のメンバーは近くのホテルに泊まったのですが、相方と私はそのまま馬房の上の宿泊部屋に宿泊。ここは蚊がものすごいし、夜中に馬がうるさくて眠れないと脅されていたのですが、もうすずしくなっていたので蚊はほとんどおらず、何しろ疲れていたのでぐっすり眠らせていただきました。
翌朝起きると、背筋と内股がかなり筋肉痛でした。特に背筋は、深呼吸しても痛いくらい。やっぱり馬を押さえようとしたときに背筋使ったのかしら。いや、いい経験になりました。

サンシャインの馬房
馬房。つきあたりにクラブハウスがあり、
2Fが宿泊部屋です。けっこう部屋数あった。

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